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米インターネットラジオ局、大規模な抗議運動を展開~著作権使用料率問題で

■URL
http://www.saveinternetradio.org/

「Day of Silence」の詳細を伝えるページ
 音楽著作権使用料率問題で揺れる米インターネットラジオ局有志が、共同で「Day of Silence」と名付けた大規模な抗議活動を展開した。5月21日に迫った利用料率決定期日を前に、世間に広くアピールしようという狙いだ。

 この抗議活動が行なわれたのは米国時間の5月1日午前から夕方にかけて。活動に参加した数百のインターネットラジオ局は通常の音楽番組を停止し、ある局は無音状態を保ち、またある局は利用料率に反対を呼びかける内容のトーク番組を配信するといった行動を展開した。通常のラジオ放送とは全く異なる内容だったにも関わらず、「WOLF FM」や「Digitally Imported」、「SOMA FM」といった人気局は、通常と変わらず高いアクセスを集めたという。利用料率反対運動のポータル的な存在である「SaveInternetRadio.Org」によれば、各局のアピールを通じてこの日だけで12万人のリスナーが同サイトを訪れ、またこの日に合わせて設置された米国議会へ抗議ファックスを送れるWebページからは、1万2,000件以上のファックスが送信された。

 “Mayday”(遭難した船や航空機が発する救難信号の“メーデー”と、5月1日に国際的に行なわれる労働者の祭典の“メーデー”をかけている)とも呼ばれたこの活動は、CNN、ロイター、New York Timesなど、米大手メディアでも取り上げられ、全国的な注目を集めることに成功したという。参加各局および「SaveInternetRadio.Org」では、引き続き米国ユーザーに向けて議会や地域議員へこの問題をアプローチすることを求めていくという。また米国外のユーザーに対しても、専用ページから米議会にファックスを送信する活動での参加を呼びかけている。

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(2002/5/2)

[Reported by shin-s@cyberdude.com / aoki-m@impress.co.jp]

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