【音楽配信】

米著作権庁、インターネットラジオ局への音楽著作権利用料率(CARP案)を拒絶
料率決定は6月20日まで持ち越しへ

■URL
http://www.copyright.gov/carp/webcast_process.html

著作権庁によるリリース
 米国議会図書館著作権庁は21日、インターネットラジオ局に対する音楽著作権使用料率に関して、著作権仲裁使用料委員会(以下CARP)が提案した「1曲を1人に配信するごとに0.14セント」という料率案を拒絶した。最終決定は6月に持ち越される。

 拒絶の具体的な理由は明らかにされていないが、発表によれば“何らかの独断や著作権法の規定に反する事柄があった場合、提案された料率および条件は受け入れられない”との一文があり、CARPによる料率決定のための記録のなかに拒絶するに足る理由があったものと思われる。著作権庁は引き続き適切な料率制定のための検討を進め、6月20日までに料率の最終決定を行なう予定だ。米国のインターネットラジオ局にとっては、最悪の事態は免れたといえるが、著作権庁がどのような料率を定めるかについてはまだ不明で、予断を許さない状況といえる。

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(2002/5/22)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]

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