■URL
http://www.ntt-me.co.jp/news/news2002/nws020701.htm
奥にあるIP電話端末との間で無線IP通話が行なえる。音質についてはまだチューニング途中ということで、PDAにつないだマイク付きイヤホンではやや聞き取りづらかった。 |
エヌ・ティ・ティエムイー(NTT-ME)は、VoIPプロトコルのSIP(Session Initiation Protocol)を使って、無線LAN環境でPDAをIP電話として活用できるソリューションを参考展示した。
会場では、日立製作所の携帯情報端末「NPD-10JWL」を使って実際に通話が体験できる。同端末にはIEEE 802.11bの無線LAN機能が内蔵されているほか、SIPに標準対応しているというWindows CE.NETも搭載されているため、特別なアプリケーションを追加することなく無線IP電話が実現できるという。このほかのPDAについてもサポートを予定しており、NTT-MEなど18社が今秋より開始する予定の公衆無線LAN「ネオモバイルサービス」上で提供することを検討している。
お隣りのコーナーには、同じくネオモバイルサービスとともに提供予定の地域ポータルコンテンツなども紹介されており、これらが組み合わされれば、外出先のホットスポットで検索した近隣のレストランの情報ページから、そのまま無線IP電話で予約を入れるといった利用も考えられる。
さらには、ホットスポット自体が普及・拡大すれば、通話料金を気にせずに使える、携帯電話に代わる通話サービスに成長する可能性もあるだろう。無線IP電話ならば、携帯電話がそうであったように、爆発的な普及につながる“ドライビングフォース”を女子中高生ユーザーに期待できるかもしれない。
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(2002/7/3)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]