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NTT東日本、日立製作所、凸版印刷の3社は、IPv6に対応したハンドオーバー技術「MobileIPv6」のデモを披露した。
無線LANでは、移動により接続するアクセスポイントが変わった場合にIPアドレスも変わってしまい、ストリーミングなど断続的にデータが流れる場合に問題が生じる。これらを解決するのが「MobileIP」だ。MobileIPでは、ホームアドレスとエージェントアドレスを持つことにより、接続するアクセスポイントが変わっても接続性を保つことが可能となる。この、MobileIPをIPv6に対応させた技術が「MobileIPv6」だ。
デモでは、NTT東日本と日立のブースに設置されたアクセスポイント間の移動や、有線LANと無線LANの切り替えを行なっても接続が切れないことが実証された。デモ機は、LinuxベースのOSとMobileIPv6を実装したコンパックのPDA「iPAQ」が利用されている。ネットワーク環境は、NTT東日本などが構築している「IPv6共同実験網」に、凸版印刷のコンテンツサーバーを設置、実験網に接続された日立のブースには、MobileIPv6のホームエージェントと認証サーバーを設置して、ハンドオーバーを実現させた。
iPAQからケーブルを抜いても(写真右)接続性が保たれているためチャットを続けることができる。 |
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(2002/7/3)
[Reported by adachi@impress.co.jp]