■URL
http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/
http://www.onlab.ntt.co.jp/jp/
展示会場では、現在開発中の映像配信技術も紹介されている。
マイクロソフトは、次世代のWindows Media Technology(コード名「Corona」)を紹介している。ブースには、Coronaを採用したシアターが設けられており、地域IP網を経由して配信されたコンサートや映画の予告などの動画が放映されている。映像や音声はDVD並で、さらに、5.1chサラウンドが採用されているのが特徴だ。また、ストリーミング再生を開始する時に生じるバッファリングの時間をゼロに近づける「Instant-on」や、回線が途切れても再生を続ける「Always-on」をアピールしていた。マイクロソフトによるとCoronaは、今年度中の正式リリースを予定しているという。
NTT未来ねっと研究所は、「インターネット無圧縮HDTV/SDTV転送システム」を紹介している。デモでは、日比谷で行なわれているセミナーの模様をギガウェイ2.4Gbps商用回線を利用して中継した。映像は、無圧縮のHDTV映像で1.5Gbpsの大容量のデータとなる。電送装置は、AT互換機上でLinuxベースのOSを動かし、光ファイバーインターフェイスとHDキャプチャーボードを搭載している。未来ねっと研究所では、放送局の映像転送システムや遠隔地同士での編集に利用できるとしている。
これらの技術は、いずれもすでに発表されているものだが、こういった展示は実際に技術を目にすることが出来るよい機会だろう。
「Corona」を用いたシアター。左右の長細いスピーカーのほか、センターとサブウーハーも設置されており、それぞれ別のチャンネルで再生される |
無圧縮HDTV転送装置 |
日比谷の映像を無圧縮HDTVで幕張まで配信 |
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(2002/7/4)
[Reported by adachi@impress.co.jp]