■URL
http://www.microsoft.com/presspass/Press/2002/Jul02/07-15CoronaLaunchDatePR.asp
http://www.microsoft.com/presspass/Press/2002/Jul02/07-15DigitaLibraryPR.asp
http://www.microsoft.com/windowsmedia/
米Microsoftは15日、これまで「Corona」という開発コードで呼んでいた「Windows Media」次期版の正式名称を「Windows Media 9」にすると発表した。さらに同社は、Windows Media 9シリーズのパブリックベータ版を、9月4日に提供開始することを明らかにした。
同シリーズのベータ版には、再生ソフト「Windows Media Player」、音声/動画コーデック「Windows Media Audio and Video codecs」、エンコーダー「Windows Media Encoder」、ストリーミングサーバー、ソフトウェア開発キットなどの新版が含まれている。
Windows Media 9シリーズではバッファによる遅延をなくし、ブロードバンドユーザーに“即時オン”や“常時オン”のストリーミング体験を提供する。さらに、音声/動画コーデックを向上してあらゆるビットレートで品質を高め、ブロードバンドユーザーにはホームシアター品質の音声/動画を配信可能にするという。また、企業では、ストリーミングの利用をありふれたものにし、企業内のコミュニケーションやトレーニングを改善するとのこと。
Microsoftによると、2001年12月に「Corona」を披露して以来、半導体やDVDプレイヤー、グラフィックスカード、プロ用AVソフト/ハード開発者など、広範な業界が採用しているという。今回は、正式名称の発表と共に、パイオニアの米国法人Pioneer Electronicsが開発中のホームシアター製品「Digital Network Entertainment」(DNE)シリーズに「Windows Media 9」を採用することを明らかにした。DNEシリーズの最初の製品「DigitaLibrary」はWindows Media 9に対応する初のホームシアター製品となり、年内にリリースされる予定だ。
MicrosoftはWindows Media 9のベータ版リリースに合わせて、9月5日~6日に開発者向け会議「Windows Media 9 Series Technical Summit」を開催する予定。コンテンツ制作者やIT専門家、アプリケーション開発者などに対し、参加を呼びかけている。
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(2002/7/16)
[Reported by 江藤浩幸]