■URL
http://www.apple.com/pr/library/2002/jul/17dotmac.html
http://www.apple.co.jp/mac/redirects/mac/japan.html
米Appleは17日、米ニューヨークで開催中のイベント「Macworld Expo」において、Macユーザー向けの新たなインターネットサービス「.Mac」を提供開始すると発表した。
.Macは「iTools」の強化版で、従来無料だったサービスを有料化する。IMAPやPOPに対応し、ウィルス対策機能を備えるWebベースの電子メールサービス「Mac.com」(保存容量15MB)や、「Mac OS X」のファインダーとの連携、WindowsやLinuxからも利用できる保存容量100MBのオンラインストレージ「iDisk」、個人用のホームページ、デジタル写真サービスなどを提供する。
さらにiToolsにはなかった新機能として、カレンダーソフト「iCal」を提供。また、ユーザーの個人情報を保護するため、米McAfeeのウィルス対策ソフト「Virex」を導入し、iDiskにアップデートやバックアップする場合に適用する。
Mac OS Xの次期メジャーリリースとなるバージョン10.2「Jaguar」(開発コード名)を利用することで、iCalで家族やグループのカレンダーを自動更新して、最新の予定表を維持できるようになる。また、Jaguarでは「Mac Slides」機能により、複数のオンライン写真をスクリーンセーバーにして、他のJaguarユーザーと共有することも可能だ。
.Macの利用料金は年額99.95ドル。iToolsユーザーは9月30日までは無料で利用でき、9月30日までに.Macに加入した場合には、最初の1年間は利用料金を年額49.95ドルに割り引くキャンペーンを実施する。また、Macintoshの新規購入者は60日間無料で試用できる。
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(2002/7/18)
[Reported by 江藤浩幸]