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http://www.sun.co.jp/company/Press/release/2002/0725.html
末次朝彦氏 |
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サン・マイクロシステムズ株式会社は25日、一つのIDとパスワードでネット上の複数のサービスやコンテンツにサインオンできるネットワークアイデンティティ管理製品「Sun ONE Identity Server 5.1」を発売すると発表した。価格は300万円(1,000エントリライセンス)~。
サンのいうアイデンティティとは、ユーザー名やパスワード、個人情報やクレジットカード番号、趣味などの属性情報の総体のこと。「Sun ONE Identity Server 5.1」のシングルサインオン機能は、iPlanet Web Server、Microsoft IIS、Apache、 iPlanet Web Proxy Serverに対応している。また、アクセス権の設定を、職務や役職などの「ロール(役割)」で管理しているので、人事異動や組織変更などに迅速に対応できる。
サンでは、GMやHP、NTTグループやソニーなど68団体と共同で、シングルサインオンとネットワーク認証技術の標準化を目指す「Liberty Alliance」プロジェクトを進めており、次期製品となる「Sun ONE Identity Server 6.0」ではLiberty Alliance対応になる予定だ。この製品は、米国で10月頃、日本では年内の発売を予定している。
同社取締役インテグレーション・デベロッパー・Sun ONEパートナー事業担当の末次朝彦氏は、「この製品では、ユーザーが求めているダイナミックな組織再編と新事業への展開を促進することができる。また、ユーザーIDやパスワードなどのアイデンティティは、特定の誰かによる“囲い込まれ”から解放されることが必要ではないか。Liberty Allianceは、決してサンだけのものではなく、サンはそこで定められたオープンなスペックに基づいた製品を提供していく」と語った。
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(2002/7/25)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]