【業界動向】

OCNとInfoSphere、個人向けISP事業を統合

■URL
http://www.ntt.com/release/2002NEWS/0008/0801.html
http://www.nttpc.co.jp/press/html2002/20020801.html


NTTコム コンシューマ&オフィス事業部 企画部長の澤田純氏

 ISPの「OCN」を運営するNTTコミュニケーションズ株式会社(NTTコム)と、「InfoSphere」を運営する株式会社NTTPCコミュニケーションズ(NTT-PC)は1日、個人向けISP事業を10月1日に統合すると発表した。今回の統合は、NTTグループが4月に発表された3か年計画に基づくものだ。

 今回の統合は、InfoSphere(会員数11万人)の個人向け接続サービスを、OCN(320万人)へ譲渡する形になる。なお、InfoSphereブランドとして提供していた法人サービスやホスティングサービスはNTT-PCに残され、統合するのは個人向け接続サービスのみとなる。合併のメリットとしては、「弊社にとってはリソースの集中によるコスト削減、ユーザーにとってはサービス内容の充実」(NTTコム コンシューマ&オフィス事業部 企画部長の澤田純氏)を挙げている。

 InfoSphere会員のOCNへの移行は順次進めるとしているが、「料金プランはOCNに合わせ、メールアドレスは半年以内に移行させたいが、詳細はまだ未定」とのこと。また、ブロードバンド接続サービス(Xpert +、Xpert ADSL、Xpert Hikari)における請求書払いと口座払いのコースについては統合の対象外となる。

 法人向けサービスについては「2社はバックボーンを共有しており、実質は営業が違うだけ。これまでにお付き合いのある企業との関係もあるので合併は考えていない」とのこと。

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(2002/8/1)

[Reported by adachi@impress.co.jp]

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