■URL
http://www.nifty.com/sod/
ニフティ株式会社は5日、PC向けゲームなどのソフトウェアを有償でストリーミング配信する「Software on Demand」を開始した。対象ユーザーは@nifty会員かCombo会員で、256kbps以上の回線が必要。
Software on Demandでは、「イースI完全版」「大戦略VII」といった従来パッケージで販売されていたゲームソフトを、ユーザーの必要に応じて遊ぶことができる。初めて利用する場合には、IDとパスワードで認証した後に起動に必要な部分からストリームで配信される。一旦配信された部分は暗号化した状態でキャッシュされ、2回目以降、配信ボタンをクリックするのとほぼ同時にゲームを楽しむことができる。Software on Demandを利用するためのクライアントソフト(プレーヤー)は、現在Windows9X系にしか対応していないが、今秋にはWindows2000/XPに対応する予定だ。
ゲームをバッファしているところ。Bフレッツを使い、大戦略(250MB)を2分程度で開始できた |
Software on Demandを利用することで、コンテンツホルダーには不正コピー対策と中古販売対策が可能になる。また、通常の月額課金だけでなく72時間限定課金や件数課金(準備中)で配信することもできるので、新作ソフトのプロモーションなどにも利用できるとしている。ニフティでは、今後、教育ソフトなどの配信を提供したいとしているほか、コミュニティ支援ツールの導入など積極的な環境作りをしていく予定だ。なお、このサービスは富士通が提供しているアプリケーション配信サービス「Application on the Fly(AppFly)」をベースにしている。
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(2002/8/5)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]