【業界動向】

「Annex A.ex」を規制するガイドラインは不当
BBT孫正義社長が“TTC標準”の策定過程を批判

■URL
http://www.bbtec.net/

孫正義代表取締役社長(中)、筒井多圭志CTO(左)、宮本正男オペレーション本部ゼネラルマネージャー(右)

 ビー・ビー・テクノロジー(BBT)は19日、社団法人情報通信技術委員会(TTC)が定めるガイドライン「メタリック加入者線伝送システムのスペクトル管理(TTC標準JJ100.01)」について、廃止または大幅な改定を求める動議を同委員会に提出した。Yahoo! BBが導入した「Annex A.ex」が他方式の通信を妨害するとして、その使用を制限する内容が盛り込まれようとしている動きに対して、策定の過程を含めて不当なものであると訴えた。

 20日、BBTが報道関係者向けに行なった説明会で、孫正義代表取締役社長がTTCの構造上の問題点を指摘し、TTCの中立性に疑問を投げかけた。TTCの上層メンバーが東西NTTの社員で固められているほか、今回争点となっているADSLサービスなどのスペクトル管理を検討する委員会で、いちADSL事業者であるイー・アクセスの小畑至弘取締役CTOが委員長を務めていることを説明。小畑氏が自社サービスの競合規格であるAnnex A.exを“口撃”してきた経緯と合わせて、TTCが「特定事業者にとって有利/不利になる標準を作ろうとしている」と激しい口調で批判した。 

 東西NTTの接続約款にTTC標準の遵守が条件として盛り込まれるのではないかといった報道が一部であるなど、最近ではTTC標準の存在がクローズアップされている。しかし孫社長は前述のような理由から、あくまでもTTCは中立的な許認可団体ではないととらえているという。Annex A.ex仕様の修正などを求められても、「TTCに従う必要はない」「(12Mbpsの)サービスをスローダウンするつもりは一切ない」と言い切る。

 BBTは動議書の中で、学識経験者らで構成する専門委員会の設置と、公正な立場からの議論によるスペクトル管理標準の策定を求めている。

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(2002/8/20)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]

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