【ソフトウェア/事業計画】

「RealOne Player」の新版リリース
「Windows Media」や「QuickTime」に対応

■URL
http://www.realnetworks.com/R/HLrnhp_081502R/www.realnetworks.com/company/press/releases/2002/universal_realone.html
http://www.real.com/


RealOne Player v.2.0

 米RealNetworksは20日、メディアプレイヤー「RealOne Player」の新バージョン2.0(Windows版)を発表した。新版では、RealNetworksの「RealAudio」「RealVideo」、MP3のほか、Microsoftの「Windows Media」、Appleの「QuickTime MPEG-4」など、50種類以上のメディア形式に対応。同社は“世界初の汎用メディアプレイヤー”だとしている。

 新版では、新しいインターフェイスを採用したほか、楽曲を最大52倍速でCDに書き込める機能や、MP3形式で書き込む際に自動的にプレイリストを作成する機能などを備えている。さらにDVD再生機能に初めて対応し、フルスクリーンで視聴できる機能「Theater Mode」を備えた。また、メニューやチャプター、タイトル、言語オプションなどをコントロールできるDVDコントロールも搭載している。

 RealNetworksは併せて、RealOne Player用の会員制インターネットラジオサービス「RealOne RadioPass」を今週中に提供開始することを明らかにした。CMなしの50局で放送している楽曲を表示する「Now Playing」機能を備え、放送局を変えることなく好みの楽曲を検索できるようにした。さらに、トーク番組の予定表にアクセスできる機能を備えたほか、Windows Media形式やQuickTime MPEG-4形式の放送に対応する汎用機能により3,200局のインターネットラジオ局を利用可能にしている。

 RealOne Playerには、無料版の「RealOne Player」と有料版の「RealOne Player Plus」が用意されている。無料版では、ストリーミングのバッファによる遅延をなくす機能「TurboPlay」やDVD再生機能、Theater Mode、CD書き込み機能などに対応。有料版は19.95ドルで、これらの機能に加え、CD書き込みのオプション機能、オーディオ/ビデオコントロールの追加機能に対応している。なお、現在Realのサイトで公開されているソフトは、無料/有料版ともにβ版となっている。


起動画面には「Helix POWERD」の文字

対応メディア形式リスト。Windows Media(wma)が用意されている

 RealNetworksでは、Real以外のフォーマットも一つのプラットフォームでサポートするという戦略「Helix」を7月に発表しているが、今回リリースされたRealOne Player新バージョンもその戦略の一環となる。

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(2002/8/21)

[Reported by 江藤 浩幸]

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