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■URL
http://www.bertelsmann.com/news/press/press_item.cfm?id=6305
独メディア大手BertelsmannのDirectGroup
Bertelsmannは3日、世界におけるメディア事業再編の一環として、欧州において単独の電子商取引事業から撤退すると発表した。可能性のあるシナリオとして、ドイツ、スイスおよびオランダで展開しているオンライン書店「BOL」、スウェーデンの「Bokus
(旧BOL)」からの撤退を検討している。またDirectGroupは、イタリアと中国では合弁会社BOLを設立しているが、両事業は各国の事業に完全に統合されている。
欧州におけるBOLからの撤退は、米国における事業「BeMusic」には影響を与えないとしている。BeMusicは、オンラインCD販売のCDNOWや、オンライン音楽ストアBMG MusicServiceなどからなるインターネット音楽事業だ。
国際的なBOL事業の売上は、現在、DirectGroupの総売上げ高の4%以下を占めているに過ぎない。各国の事業と調整を取ったが、シナジー効果は予測を下回ったという。BOLは成長しているものの、まだ黒字を計上していないベンチャー事業であり、Bertelsmannの今後数年間における目標とは合わなくなったとしている。
Bertelsmannはインターネット戦略を積極的に進めていたThomas Middelhoff会長兼CEOが7月29日に辞任したことで、インターネット関連事業を含む不採算部門の再編を検討していた。
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(2002/9/4)
[Reported by 江藤 浩幸]