【ニュース/インターネット家電】
イージーインターネット協会は、2月17日、「インターネット家電サービスにおけるTV番組情報に関する規定」を策定した。
イージーインターネット協会は、インターネット家電の普及とコンテンツの育成を目的にして発足した団体(96年10月1日号参照)。今回の規格策定にあたっては、96年10月にワーキンググループを設置していた。
今回策定されたのは、インターネット上で提供されるテレビ番組情報を参照して番組予約をするためのデータフォーマット。予約データを標準化することによって、ユーザー側端末の機種に依存せずに情報提供できるようになる。
データの項目は、日付やチャンネル、番組の開始時間・継続時間など。テレビ番組情報のページから予約サービスを選択すると、サーバーからこれらの情報が送信され、端末上の制御プログラムがビデオやテレビを制御することになる。
ワーキンググループのメンバーには、「インターネットTVガイド」の東京ニュース通信社や、インターネットテレビを発売しているシャープ、家庭向け情報サービス「InterTV」を運営している富士通などが参加している。インターネットTVガイドなどについてはデファクトスタンダード化しており、これらの企業が賛同するだけでも標準化が加速するものと思われる。また協会には現在、コンテンツプロバイダーやメーカー59社が参加しているが、今後標準化に向けて普及活動を行なうとのことだ。
('97/2/21)
[Reported by takasaki@impress.co.jp]