【ソフトウェア】


高機能HTMLエディタ「GoLive CyberStudio」のβ版
がダウンロード可能に

■URL

http://www.golive.com/

 本誌2月20日号の記事「MACWORLD Expo / Tokyo'97開幕」の中でもお伝えした、GoLive Systems社のHTMLエディタ「GoLive CyberStudio(Macintosh版)」のβ版が公開された。
 このソフトは、WYSIWYG形式で自由にレイアウトできるのが特徴。編集は、WYSIWYG形式とテキスト形式、アウトライン形式など幾つかのモードに切り替えて行なえる。WYSIWYG形式の場合は、テキストボックスやフレーム、Javaアプレットなどの様々なツールが集まった「パレット」からアイテムをドラッグアンドドロップして操作する。パレットの中にある、「LayoutGrid」を使うことで、どの位置にでも自由自在にレイアウトできるのが他にはない特徴だ。パレットからはグラフィックだけでなく、JavaアプレットやJavaScript、ShockWaveなどもレイアウト画面に自由に埋め込める。カラーパレットもRGBやCMYKのほか、HTMLエディタでは珍しいPantoneなどに対応しているなど、かなり機能が充実している。
 また、英語版だが日本語も使えるのは嬉しい。ただし、完全対応ではなく、編集部で試したところでは、テキスト形式、アウトライン形式のモードでの表示では、日本語は文字化けを起こしていた。
 操作は、簡単ではあるが多機能のため、どうすればいいのか迷ってしまうことがしばしばあった。また、テーブルのカラムの数を減らしたり、画像の回り込みといった細かい指定は、ダイアログを使って直接数字を指定したり、ちょっとした操作が必要。またβ版のためか、ポインタがうまく合わず、アイテムを移動するのにイライラさせられることも。テストに使用したのはPowerMacintosh 8100/AVで、このマシンでは遅く感じた。また、しばしば再起動されてしまうこともあった。
 このソフトは、日本では4月下旬~5月初旬に発売を予定しているとのこと。これまでMacintosh用の代表的なWYSIWYG形式のHTMLエディタといえば「PageMill」などが挙げられたが、「GoLive CyberStudio」の出現により、これからのHTMLエディタの定番がどうなるか気になるところだ。

('97/3/11)

[Reported by junko@impress.co.jp / fukumoto@nets.or.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当 internet-watch-info@impress.co.jp