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■URL
http://www.ibm.co.jp/event/sougou98/
9月16日、日本IBMによる展示会「IBM総合フェア'98」が開幕した。会場は幕張メッセで、会期は18日まで。展示会には、IBMのほかパートナー企業、220社が出展し、ハードウェアからソフトウェア、ソリューション、テクノロジーまでIBMの提供するサービスが一堂に会している。
展示会のテーマは「e-business」。IBMによると、「デジタルネットワークを活用して行なわれるモダンな業務や商取引」とのことで、昨秋から米IBMをはじめ、世界的にIBMが行なっているキャンペーンの文句でもある。会場はハードウェアゾーン、ソフトウェアゾーンなどジャンル別に分けられた13のコーナーで構成されている。ここでは、その中から特に興味深かったゾーンを紹介したい。
IBMの最新技術を紹介する「テクノロジーゾーン」
ここでは、現在開発中の技術/製品が展示された。
「WebBoy for Java」 JavaベースのWWWブラウザー「WebBoy for Java」は、DOS/V上で動作するWWWブラウザー「WebBoy」のJavaバージョン。端末への組み込み型ブラウザーとして開発中のもので、ブースでは、PHSやセットトップボックスなどへの組み込み例を展示していた。具体的な発売時期等は未定。 |
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「IBM DataHiding」 電子透かしソフト「IBM DataHiding」のコーナーでは、先日発表された静止画用のソフト(本誌'98年9月10日号参照)のほかに、動画用、オーディオ用が参考出展された。動画用DataHidingは、主にDVDソフト用に開発が進められているもので、電子透かしを動画コンテンツに埋め込むことで著作権を保護する。現在、DVDのコピー防止について協議する業界団体CPTWG(Copyright Protection Technical Working Group)にて評価作業が進められている。将来的には、衛星インターネットを利用した動画配信などにも応用できるとのこと。 オーディオ用DataHidingは、音楽データに電子透かし情報を埋め込むというもので、MP3方式で圧縮した後にも埋め込んだ情報は消えないとのこと。たとえ圧縮してコピーされても「追跡」が可能になるというものだ。 |
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