|
このコーナーは、インターネットで販売されている「おもしろいもの、ちょっと気になるもの」を編集部で購入し、編集部がみなさんに代わって検証しようというコーナーです。「買ってみたいけど、ちょっと不安…」というものがあれば、ぜひ編集部までご連絡をどうぞ。なお、このコーナーの感想をお寄せ下さった方、または「ぜひこれを検証して!」というリクエストを送って下さった方の中から、ご紹介した商品または、紹介した商品相当のものをプレゼントさせていただきます。★なお、今回のプレゼントは応募者多数のため、締め切らせていただきました。
さて今回の買い物はこちら!
品物:「OTOSAN」
店名:「OTOSAN -Cone」
URL:http://www.otosan-jp.com/otosan.html★現在、ホームページでの販売は中止となっています。
価格:1ケース1,100円
備考:2ケース以上から注文可能。なお、編集部が注文した5月はホームページ開設キャンペーン中のため880円だった。
注文:WWW
支払い方法:到着後、郵便振替
発送:郵便
日数:注文してから2日(編集部で注文した場合)
盛り上がれる度:★★★★
お買い得度:★★
先日のインターネットウォッチの読者コーナーで話題になった「OTOSAN」という耳かき。なんでも、筒型のろうそくみたいなものを燃やして耳にあてると、その煙が耳の内部に浸透して耳あかが軟らかくなり、煙突作用と熱でその筒の中に老廃物と沈着物が除去される、というものらしい。「え~、本当にこれで耳垢がとれるの?」というわけで、さっそくこのコーナーで実験してみることにした。
さてこの「OTOSAN」、紙の封筒に入って送られてきた。エアパッキンに包まれてはいるものの、OTOSANは紙のパッケージなのでちょっと角が潰れている。まぁ、中身には問題ないようなので一安心。パッケージを開けてみると、布状の怪しげな筒が2つと、銀色の円形の紙が入っていた。円形の紙は真ん中に穴が開いており、筒を差し込むものらしい。とりあえず組み立ててみるが、うーん、怪しい!どうやったって耳かきには見えない。葉巻タバコの変形…といわれたほうがまだそうかな、という気がする。
しかし自分で実験を決定したものの、「これ、本当に耳につっこむの~?」と怯むと同時に、これを会社のどこで実験しよう…と複雑な気分になる。なんせ、これに火をつけたら何かの儀式のように見えるに違いない。
インプレスのとある会議室。説明書どおりに火を消すための水と、終わったあとに耳掃除をする綿棒も用意。ブラインドの隙間から通行する人が見える中、椅子を並べて寝そべる。火のついたものを身体に付けるため、2人がかりで試すことにした。
いよいよ体験!耳に火のついたOTOSANをあて、倒れると困るので相手方に抑えてもらう。髪が長い人は髪が燃えてしまいそうになるので、注意が必要だ。さて、試してみるが、とりあえず熱くもなんともない。しかし、とにかく恐いのだ!!火のバチバチいう音やゴーという音が耳に伝わってくるのは恐ろしい。また、横になっていても炎が横目に見えるぐらい、結構な勢いで燃えている。ろうそくが燃えているような匂いも気になる。つい恐いのをごまかすために笑ってしまうのだが、笑うと炎がゆれる。「笑わないでくださいよ~」とOTOSANを抑えてくれている編集部員yamagu-k氏に怒られてしまった。ようやく待つこと約4分、片耳が終了しとりあえず解放される。
火を消し、筒の中を見てみると黄色い粉がビッシリついている。え、これみんな耳垢?!と恐くなってしまったが、そもそも燃えた時に出るカスもかなりあるようなのでちょっと安心。OTOSANを試した方の耳を綿棒で掃除する。筒についているのと同じようなカスが耳にも少し残っている。もう片方のまだ試していない耳を掃除して比較してみたが、確かに綺麗になっているようだ。なによりも、片方だけやけにスッキリしているのは気のせいではないらしい。
その後、興味を持ったyamagu-k氏も挑戦。「先週掃除したばっかりなんですけど、出るかなぁ~」、などといいつつ結果は写真を見てのとおり大量の粉が…。綺麗なものじゃなくてスミマセン。
1回1,100円は高いように思えるが、月1回のものと考えれば悪くはない気もする。しかし、私の場合は気持ち良さよりも恐ろしさのほうが上回ってしまい、ちょっとイマイチな印象。耳ねんぼ~(粘着質のついた綿棒のようなもの)で掃除したほうが安心できていい。しかし、yamagu-k氏には「すごいっすよ、絶対欲しい!!」と大好評。うーん、合う人と合わない人がいるのかも。話のネタにはなるので、興味を持った方は一度試してみることをお勧めします。
次回…6月下旬を予定。
('97/6/19)
[Reported by junko@impress.co.jp]
注意:この商品により、外耳炎などになるケースが相次いでいるとの情報が入ってきております。利用の際には、十分ご注意ください。