1997年2月26日版
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●NTTが開発した「RZSSB狭帯域移動無線方式」
●米データ・ジェネラルの「THiiN
Server」
●日本モトローラの56kbpsモデム「Modem
SURFER 56K」
●日本シスコシステムズのプロバイダー向けの56kbpsモデム技術
○西日本の大学生協による「生協インターネットブックストア」
[モバイルコンピューティング][技術開発](レベルA、INTERNET
Watch記事参照)
●NTTが開発した「RZSSB狭帯域移動無線方式」
日経産業新聞3面に、NTTの高速移動体データ通信技術の記事が掲載されました。
業務用移動体無線に使われている60~250MHz帯のチャンネル不足を補うために、今までのFM変調方式からAM変調方式に変えて、使用周波数帯域を狭くしてチャンネル数を稼いでいます。また、時速100km以上で移動する車などからでも、止まっている時と同レベルの品質で通信ができ、通信距離自体も1.5倍ほど伸びるということで、何だか良いことづくめの技術です。この技術を使えば、高速道路をカッ飛ばしながら、ネットサーフィンも出来そうです。(乗物酔いが心配ですが...(^_^;)
[サーバー][HOME-LAN](レベルA)
●米データ・ジェネラルの「THiiN Server」
日経産業新聞1面には、データ・ジェネラルの安価な無線サーバーの記事が掲載されました。
10万円前後で、かつ無線で端末と接続できることから、家庭内のLAN構築も手軽に出来る様になります。電話線をモデムやTAから延ばすなどして、家庭内インターネット配線でお困りの方も多いでしょうが、これを使えば、プリンターも含めてすっきりとした配置が出来ます。これで、配線に足を引っかけて、通信切断(コネクター破損を私はやってしまいました...(;
;))しなくてすむでしょうか。
[モデム][56kbpsその1](レベルA')
●日本モトローラの56kbpsモデム「Modem SURFER
56K」
日経新聞11面&日経産業新聞9面と、日刊工業新聞9面に、日本モトローラの56kbpsモデムの記事が掲載されました。上記の詳細は、2月25日のPC
Watch記事に、関連情報は2月18日のNEWS
Watch記事に掲載されています。
このところのモトローラ、ロックウェル、USロボティクスの三つ巴の相関関係が急展開しているのは、この製品を出すための関係見直しがなされたためと思われます。出荷で先行したUSロボティクスを特許権で牽制して、その間にロックウェルと供に56kbpsモデムのデファクトを握ろうとしているのが、見え隠れしています。
[モデム][56kbpsその2](レベルA')
●日本シスコシステムズのプロバイダー向けの56kbpsモデム技術
日経産業新聞9面に、日本シスコシステムズのプロバイダー向けの56kbpsモデムの記事が掲載されました。
これは、ロックウェルの技術が使われるようですが、その後ろにもモトローラの特許の影がちらちらと...
それはさておき、日本でもどのプロバイダーがこれを使ってサービスインするか、注目されます。
[オンラインショッピング][書籍](レベルB)
●西日本の大学生協による「生協インターネットブックストア」
日経新聞14面に、大学生協がインターネット書籍販売する記事が掲載されました。
2月10日から正式サービスが始まっており、書籍の検索も出来るようです。どうも、大学生協組合員でなければ利用できないようなので、内部では組合員割引などのサービスが当然あるのでしょう。その他のヴァーチャル書店と本当に対抗して行くつもりなら、会員外価格が存在してもいいから一般向けに開放しないと、ネットに出した意味合いが薄れるような気がします。
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