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「インターネット白書2006」で見るインターネットの現在(1)

日本のネット人口は7,661万9,000人、ブロードバンド人口は3,756万8,000人

 インターネットの利用実態について統計データをとりまとめた「インターネット白書2006」(監修:財団法人インターネット協会、発行:インプレスR&D、定価:7,140円)が6月15日に発売された。INTERNET Watchでは、その内容の一部を5回にわたって紹介する。まず今回は、日本におけるインターネットの世帯普及率や利用人口などについてとりあげる。

 「インターネット白書」の発行は今年で11年目となるが、1997年からは毎年、全国規模の世帯調査を行ない、インターネット普及率などをとりまとめている。2006年のデータは、アクセスメディアインターナショナルが2006年2月に実施した「2006年第1回家庭内情報関連機器普及率調査」の結果に基づいている。この調査では、全国の主要26都市とその近郊の一般世帯95,809世帯を対象として電話調査を行ない、有効回答41,025サンプルを得た。


ネット利用者のいる世帯は85.4%、ネット人口は7,661万9,000人

 同調査によると、接続場所を問わずインターネットを利用している人(3歳以上)がいる世帯(インターネット世帯浸透率)は85.4%、インターネットを利用している人がいない世帯は14.6%だった。世帯浸透率は、2004年の78.1%、2005年の82.8%から着実に伸びているが、伸び率は前年比102.6%で鈍化しているという。

 また、自宅でインターネットを利用している人がいる世帯(インターネット世帯普及率)は57.3%、「勤務先・学校、携帯電話・PHSのみのインターネット利用世帯」は28.0%だった。この世帯普及率57.3%に、全国の総世帯数5,038万2,100世帯(2005年3月末の「住民基本台帳」による)を乗じた結果から、家庭でインターネットを利用している世帯は2,888万800世帯と推定している。

 さらに同調査では、インターネットの利用形態を「自宅の機器からの利用者」や「携帯電話/PHSのみの利用者」などに分類。各形態の世帯利用率と世帯あたりの平均利用者数をもとに、形態ごとの利用者人口を算出。その上で、重複を除いた日本のインターネット人口を算出している。

 これによると、「自宅の機器からの利用者」が2,522万6,000人、「自宅、勤務先/学校の機器両方からの利用者」が2,537万6,000人、「勤務先/学校の機器からの利用者」が1,398万人だった。これに「携帯電話/PHSのみの利用者」を合わせると、2006年2月末時点の日本のインターネット人口は7,361万9,000人と推定される。伸び率は前年比105.1%。今後、増加は緩やかになるが、2006年6月に7,473万人、2006年12月には7,661万人に達すると予測している。


日本国内のインターネット利用者数推移

ブロードバンド世帯普及率は41.4%、ブロードバンド人口は3,756万8,000人

 自宅でインターネットを利用している人がいる世帯のうち、ブロードバンド接続が72.2%、ナローバンド接続が27.8%という比率だった。なお、この調査では、ADSL、CATV、光ファイバ(FTTH)、公衆無線LANアクセススポット、専用線接続、3G携帯電話をブロードバンド接続に分類。ISDNを含むダイヤルアップ接続(携帯電話、PHS、データ通信カードなどを使用したデータ通信を含む)をナローバンドと分類している。

 ブロードバンド世帯比率は2002年の18.5%から、2003年に39.3%、2004年に48.1%へと増加。2005年には初めてナローバンドを上回り、65.2%に達した。2006年はさらに72.2%に増加したが、伸び率は前年比で114.9%と鈍化しているという。

 地域別に見ると、ブロードバンド比率が最も高いのは関東の74.1%で、最も低かったのは四国の68.4%だった。ただし、四国は2005年から7.5%増と着実に増加しているほか、全国平均よりも低かった東北や九州でも緩やかに増加しており、未だ格差はあるものの、地域格差は解消されつつあるとしている。

 なお、前述のインターネット世帯普及率57.3%およびブロードバンド世帯比率72.2%という数値から、ブロードバンド世帯普及率は41.4%と算出される。また、1世帯あたりの平均利用者数は1.802人だったため、ブロードバンド人口は3,756万8,000人と推定している。


インターネット利用世帯におけるブロードバンドとナローバンドの構成比

ブロードバンドとナローバンドの利用者数推移

ゲーム機によるネット利用世帯は7.8%、IP電話の利用は8.4%にとどまる

 機器別の世帯利用率を見ると、有効回答41,025サンプルのうち、自宅で所有するPCからインターネットを利用しているとした世帯は56.8%だった。地域別に見て初めて、すべての地域で50%を超えた。関東では59.5%、近畿では58.2%と60%に届く勢いだが、今後は伸びが鈍化すると予測している。一方、まだ50%強の北海道、東北、四国は今後伸びるとしている。

 また、携帯電話・PHSでのインターネット利用者がいる世帯は57.1%となっており、地域別では関東で60.9%に達し、初めて60%を超えた。一方、ゲーム機やその他の機器での利用者がいる世帯は7.8%にとどまった。2005年の6.6%からは増加しているものの、PCや携帯電話などの代替としての利用はなされておらず、爆発的な伸びは見せていないという。

 IP電話については、同じく41,025サンプルのうち、利用世帯は8.4%だった。地域別では、関東が9.2%、近畿が9.0%と高く、四国が6.8%と最も低かった。ブロードバンド環境が基本となるため、前述の地域別ブロードバンド比率と相関関係が見られるという。

 このほか、インターネット利用者のいる世帯35,020サンプルからインターネット利用者59,946サンプルを抽出し、これもとにした性別構成比では、男性が52.0%、女性が48.0%だった。女性が2005年の47.9%から微増した。

 同じく59,946サンプルの平均年齢は37.04歳だった。年代別の構成比を見ると、女性では10〜30代までの若年層の比率が男性を上回った一方で、男性は50代以上の高齢者の利用者比率が女性よりも高く、それぞれ偏りがあるとしている。また、2004年以降、継続的に若年層が増加しているという。ただし、コア層は20〜40代で変わりないとしている。


関連情報

URL
  「インターネット白書2006」概要(インプレスR&D)
  http://www.impressrd.jp/hakusho/internet2006
  「インターネット白書2006」販売ページ(impress Direct)
  http://direct.ips.co.jp/book/hakusho2006/

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家庭のブロードバンド率が7割を超える〜「インターネット白書2006」調査(2006/06/07)


( 永沢 茂 )
2006/06/19 20:27

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