入れておくだけで安心できる「手帳の付録+」
10月はiPhoneの地図アプリを4本ご紹介した。iPhone地図アプリで優れたものがリリースされた場合は、またiPhoneアプリをご紹介することがあるかもしれないが、今週からは、基本的にAndroidアプリのご紹介をしていく予定だ。
アプリ名 | 手帳の付録+(Ver.3.0.0) | |
こんなときに | スマートフォンにも、紙のシステム手帳のときのような付録が欲しい | |
価格 | 100円(無料版あり) | |
販売 | TECHNO SQUARE Inc. | |
URL | https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.technosquare.android.gappendixp |
●いざというときすぐ調べられる豆知識がスマートフォンでも携帯できる
今、紙のシステム手帳を使っているけれど、いよいよスマートフォンに乗り換えて、システム手帳のように使ってみたい! と思っている方に、初回にご紹介した「ジョルテ」に次いでお勧めしたいのが「手帳の付録+」である。
手帳の付録とは、システム手帳の後ろに必ずといっていいほどついている豆知識集のことだ。それらを電子化し、計算したり、電話をかけられたりというスマートフォンならではの機能を付加したのが「手帳の付録+」。スケジュール管理アプリとともに手帳の付録を持っておけば、システム手帳ライクな雰囲気が整うというわけである。
「手帳の付録+」に収録されているのは、年齢早見表、度量衡換算表、郵便料金、緊急連絡先、日本の祝日一覧、六曜、都道府県情報、国番号、時差、手紙の書き方、熨斗紙の書き方、月(暦)、太陽系の星、黄道十二星座、花言葉、長寿のお祝い、結婚記念日、元素記号早見表、サイズ比較表、ウェブカラーコード、厄年、印紙税額表、二十四節気、用紙サイズ、路線図(東京/大阪)の25種類だ。
このうち、無料版「手帳の付録」には、元素記号早見表、サイズ比較表、ウェブカラーコード、厄年、印紙税額表、二十四節気、用紙サイズ、路線図が含まれない。
スマートフォンならではの機能も搭載されている。たとえば、緊急連絡先は番号を選択すると電話をかけられるようになっている(確認あり)。度量衡換算表は数値を入れると実際に変換でき、都道府県情報では県庁所在地をGoogleマップに表示し、シンボルはWikipediaで詳しく調べられる。
時差では指定地域の時間に対して、その他の地域の時差や時間が調べられる。太陽系の星もWikipediaと連携しているなど、デジタル化ならではの、ちょっとした機能も付加されている。路線図は、東京と大阪の2か所をカラーで収録している。サイズをS、M、Lの3段階で切り替えられるので、紙の路線図は文字が小さくて見えにくいという方にも親切だ。
いずれも検索すれば見つけられる情報とも言えるが、いくら検索できるとはいっても、検索ボックスにキーワードを入力し、結果の一覧からこれと思うものをタップして、改めて中を見て、場合によってはさらにリンクをたどり……という手間が発生する。作業の途中で検索が発生すると、集中力も途切れ、余計な情報に惑わされ、肝心の作業が後手に回ってしまうこともある。それよりは、付録ですぐ確認できたほうがいい。アプリだけに最新情報にアップデートされるというのも便利だ。
システム手帳を電子化しようと考えている方にとっては、スケジュール管理アプリとともに、あると安心なアプリに違いない。また、スマートフォンを電話以外でどう使いこなしていいかわからない、という方でも、こういう便利な豆知識がすぐ調べられるようになれば、距離が縮まるのではないだろうか。
「手帳の付録+」メニューにはおなじみの項目が並ぶ | 常識やマナーに疎い、という方にありがたい | 元素記号早見表以降は、無料版には収録されていない | 「年齢早見表」の例 |
「度量衡換算表」は数値を入力できる | 「緊急連絡先」は、タップすると発信確認画面が現れる | 東京の「路線図」。3段階で表示サイズを切り替えられる | 東京の「路線図」をLサイズで表示した状態 |
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2012/10/31 06:00
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