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NTT東西、耳や言葉の不自由な人向けのコミュニケーションツール「電話お願い手帳」のウェブ/アプリ版提供開始

 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)と西日本電信電話株式会社(NTT西日本)は、耳や言葉の不自由な人向けの無料コミュニケーションツール「電話お願い手帳」のウェブ/アプリ版の提供を21日より開始した。

 電話お願い手帳は、耳や言葉の不自由な人が外出先で用件や連絡先などを書いて近くの人に協力を要請するためのツールとして1983年より冊子版で提供されているもの。新たにウェブ/アプリ版に対応したことで、手持ちの携帯端末からでも利用できるようになった。

 フィーチャーフォン版を除き、緊急時の利用を想定し、入力補助として、利用者の名前・電話番号を事前に登録・記憶する機能を備える。

 アプリ版は災害時に通信が途絶えた際にも利用できるようになっており、GPS機能を利用した地図情報の表示にも対応する。現在利用可能なのはAndroid版のみで、iOS版は今後対応する予定。

アプリ版

 スマートフォンのウェブ版もGPS機能を利用した地図情報の表示に対応。また、印刷用の「電話お願い手帳」、紹介リーフレットなどのダウンロード機能を備えている。

ウェブ版(スマートフォン)

 フィーチャーフォン版は、画面メモ機能に登録できるようにサイズ調整が施されており、事前に登録することで災害時に通信が途絶えた際にも対応できる仕様になっている。

フィーチャーフォン版