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ヤマハ、DJポリスを多言語化、外国人観光客や聴覚障がい者向けに8言語でスマホへリアルタイム情報表示
2016年8月10日 12:45
ヤマハ株式会社は、8月16日に開催される「京都五山送り火」において、京都府下鴨警察署と連携し、DJポリスを多言語化する実験を行う。賀茂大橋東詰交差点で雑踏警備対応にあたる警察官の日本語のアナウンス内容が外国人観光客や聴覚障がい者でも分かるよう、マナー順守や混雑緩和案内などのアナウンスに連動した文字情報を、スマートフォンアプリに多言語でリアルタイム表示する。
ヤマハが開発した音のユニバーサルデザイン化支援システム「おもてなしガイド」を活用したもの。おもてなしガイドは、同システムの導入施設で日本語のアナウンスを流すだけで、インターネット環境のないユーザーのスマートフォンに対して多言語化された音声や文字などの情報を提供できる。すでに鉄道駅や車両内、空港、ショッピングモールなどのアナウンスを多言語提供する実験が行われているが、警察との連携は今回が初めて。
対応する言語は、日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語、フランス語、スペイン語。表示するには、無料iOSアプリ「おもてなしガイド」のインストールが必要。なお、Android版は現在開発中だという。