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「WordPress 4.7.3」公開、XSSなど6件の脆弱性を修正

 WordPressは6日、ブログツール「WordPress」のセキュリティアップデートとなるバージョン「4.7.3」を公開した。クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性3件や、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性1件など、計6件が修正されており、利用者には早急なアップデートを推奨している。

 脆弱性が悪用されることで、コメント欄にスクリプトが挿入され、サーバー上で任意のコードが実行される危険がある。

 XSS脆弱性は、メディアファイルのメタデータにおけるもの、YouTube動画の埋め込みURLにおけるもの、タクソノミー語句名に関連するものの3件。CSRF脆弱性はPress Thisにおけるもので、サーバーリソースが過剰に利用される状態が引き起こされる。

 このほかの脆弱性は、制御文字を利用したリダイレクトURL検証回避と、プラグイン削除機能において意図しないファイルが削除される可能性のあるもの。

 なお、上記のセキュリティ修正に加え、39件のメンテナンスも行われている。