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国勢調査などのオープンデータを地図上に可視化した「マピオンデータマップ」

 株式会社マピオンは27日、国勢調査などのオープンデータに、独自の位置情報分析ツール「loghouse」を組み合わせ、人口数や世帯数などを地図上に可視化した「マピオンデータマップ」を公開した。

 マピオンデータマップでは、性別・年齢別に絞り込み可能な都道府県・区市町村別「人口マップ」、世帯人員数別に絞り込みが可能な都道府県・区市町村別「世帯数マップ」、車や鉄道、バス、徒歩などの手段別に絞り込みが可能な交通機関の利用率を表す「交通手段マップ」、性別・年齢別に絞り込みが可能な都道府県ごとの起業者数(経営者・社長・創業者含む)を表す「起業者マップ」、年間就業日数および週間就業時間別の就業者数データを都道府県ごとに表示する「就業時間マップ」と、それぞれの総数における割合が確認できる「比率マップ」の10種類を地図上に可視化できる。

就業時間×就業者数のマップ
就業時間×就業者数比率のマップ
起業者数マップ
男性の起業者比率マップ

 各マップでは、値を都道府県・市区町村別に濃淡で、詳細データを吹き出しで表示する。また、絞り込んだデータの上位と下位3件もランキング形式で表示する。

 マピオンではデータマップについて、エリアマーケティングや市場調査の情報収集などの参考として利用できるとしており、今後は、独自調査によるデータも提供。データの種類も増加させ、数年に一度の国勢調査データではなく、loghouseと合わせたリアルタイムな情報を使った分析が可能になるとしている。

 マピオンでは、企業向けに独自データをloghouseを組み合わせたマーケティング支援サービスも提供している。