朝日新聞が言論・解説サイト「WEBRONZA」、佐々木俊尚氏ら執筆の有料記事も

　朝日新聞社は24日、ネット上に点在する優良な言説を集めるという言論・解説サイト「WEBRONZA（ウェブロンザ）」を開設した。あわせて、ニュースの解説や論考を掲載する有料ウェブマガジン「WEBRONZA+（ウェブロンザプラス）」も創刊した。編集長は、朝日新聞編集委員の一色清氏が務める。

　ウェブロンザでは、「政治・国際」「経済・雇用」「社会・メディア」の3分野からニュースに沿った重要テーマを切り出し、関連するニュースやブログ、NPOの動きなどを紹介。若手研究者を集めてさまざまな問題を掘り下げるというコーナー「シノドス・ジャーナル」も用意する。

　ウェブロンザプラスでは、学者や専門家、ブロガー、朝日新聞の論説委員と編集委員ら60人が独自の視点からニュースを解説。「社会・メディア」分野の執筆陣には、ジャーナリストの佐々木俊尚氏や津田大介氏も名を連ねている。有料コンテンツ配信サイト「Astand（エースタンド）」で7月から月額735円で提供する。6月中は無料で閲覧できる。

　ウェブロンザ創刊を記念して朝日新聞社は、参議院選挙をテーマにした記念イベントを7月4日に開催。政治学者の吉田徹氏、経済学者の飯田泰之氏、朝日新聞編集委員の曽我豪氏、一色清氏が登壇し、「ポスト政権交代の政治の行方」をテーマに議論を交わす。イベントの模様は「ニコニコ動画」の「ニコニコ生放送」で生中継する。

　イベント当日に議論してほしいテーマや質問を、ウェブロンザに設置した投稿フォームから受け付けるほか、Twitterでもハッシュタグ「#webronza」を付けて投稿された書き込みから、質問や意見を受け付ける。