ニフティ、クラウド基盤を用いて海外向けソーシャルアプリの展開を支援


 ニフティ株式会社は20日、クラウドサービス「ニフティクラウド」を用いて、国内ITベンチャー企業の海外展開支援を行うと発表した。経済産業省の実証事業「平成22年度産業技術実用化開発事業補助金(次世代高信頼・省エネ型IT基盤実証事業)」を活用して展開するという。

 対象は、日本でソーシャルアプリケーションを展開中のITベンチャー企業で、これを海外にも展開する場合に、ニフティクラウドを基盤として提供。現地言語への翻訳、決済手段の提供、現地でのプロモーションも支援するという。

 まず、ASEANを中心とする東南アジア地域での展開を支援したソーシャルアプリケーションが、シンガポール、台湾、フィリピンで同日より提供開始されるとのことで、テックウェイ(対戦型育成カードゲーム)、スカイクラフトとエイティングネットワークス(交流型樹木育成ゲーム)、ネバーランドカンパニー(交流型RPG)が、それぞれ手掛けている。

 またニフティでは今後、現地でのプロモーション、利用者動向の把握によるゲームの精度向上、海外進出後の調査などを実施し、この結果を踏まえて、本格的な事業展開を検討するとのこと。


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(石井 一志)

2011/1/20 20:00