記事検索

「人力検索はてな」がリニューアル、無料で質問することも可能に


「人力検索はてな」の新ロゴ。質問・回答を表す「Q」と「A」を配置している

 株式会社はてなは30日、Q&Aサイト「人力検索はてな」をリニューアルしたと発表した。

 人力検索はてなでは従来、質問・アンケートを行うには有料の「はてなポイント」(1ポイント=1円)を質問者が設定し、回答者にそれが支払われる仕組みだったが、リニューアル後は、無料でも質問を行えるようにした。リニューアルではこのほか、ロゴやページデザインの変更、Twitter連携機能の強化や仕様変更なども行っている。

 人力検索はてなは、同社最初のウェブサービスとして2001年7月に開始。それから10年が経過したことで、インターネットの利用状況も大きく変化したとして、リニューアルで対応したという。

 同サービスがそもそも有料でスタートした経緯については、同社の近藤淳也代表取締役社長が5月23日付の自身のブログで説明している。それによると、「質問を有料にしたのは、どうしても質問者の立場を高くしたかったから」だった。

 すなわち、当時すでに無料のQ&Aサイトや掲示板があったが、そこでよく目にしたのが「そんな質問は以前にあった」「検索すればすぐ分かる」といった回答だったという。「自分ではなかなか検索できない、どうして良いか分からないから、勇気を出して人に聞いているのに、そういう初心者に対して『検索しろ』と言うのはあまりにナンセンスで、この状況はどうにかしなくちゃいけない、と思っていました」。

 そこで、質問するのは有料とし、回答者に対してポイントを支払ってもらう仕組みにより、「初心者の人が恐れずにすむ、同じ質問を何度しても良いQ&Aサイト」を目指したという。

 しかし現在では、インターネットユーザーが増えるとともに検索にも慣れ、上記のような「初心者いじめ」も減ったと指摘。「安心して、気軽に質問できるために重要なのは、報酬によって質問者の立場を上げる事ではなくなってきた」「むしろ今重要なのは、不適切な行動をされるユーザーに対して迅速に対応すること、よりたくさんのユーザーが使ってサービスが盛り上がること」だと、近藤社長は説明する。

 はてはではリニューアルにより、「まずは、はてなユーザーが知りたいことを解決するときに、人力検索はてなをご利用いただけるようにしていく」とし、5月30日より適用する「利用ガイドライン」も制定。「ザーサポート体制も強化し、今後も健全なコミュニティ運営に努めていく」としている。

 なお、これまで通り、回答者にポイントを支払うかたちでの質問も可能だ。質問一覧では、ポイントの有無や設定されているポイント数が表示されるために区別できる。はてなによると、今のところ有料の質問と無料の質問に対してこれ以外の差別化は行っていないが、利用状況を見ながら必要があれば対応などを検討していくという。


関連情報


(永沢 茂)

2011/5/30 15:16