アイ・オー・データ、7型液晶のAndroidメディアプレーヤー「alimo」


alimo

 株式会社アイ・オー・データ機器は20日、Androidメディアプレーヤー「alimo」を発表した。8月上旬発売予定で、実売想定価格は3万4800円。

 「alimo」は、7型のTFT液晶(800×480ドット)を搭載し、OSにAndroid 2.2を採用したメディアプレーヤー端末。通信機能はWi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)を搭載し、Androidマーケットにも対応する。OSについては、今後Android 2.3へのアップデートも予定する。

 本体サイズは約230×約40×約120mm。重量は約470g。本体は背面に傾きがある形状となっているため、単体で自立して置くことができ、背面を下にすると角度が付いた状態で置くことができる。また、背面左右にはグリップが付いているため、手に持って使うこともできる。

 メディアプレーヤー機能としては、本体のSDカードスロット(SDHC対応)やUSBポートに接続したメディアや、DLNAサーバー内のコンテンツが再生可能。動画はMPEG4(H.263含む)、3GPP、写真はJPEG、GIF、PNG、BMP、音楽はMPEG-4、MP3、WAVEの再生に対応する。本体にHDMI端子(ミニタイプ)を備え、テレビなどに接続して動画を大画面で再生することもできる。

 本体には背面カメラ(200万画素)と前面カメラ(32万画素)を備え、ビデオ通話対応のSkypeを標準アプリとして搭載する。指定したユーザーからのSkypeの呼び出しに自動応答して、自宅の様子などを映像で見ることができる「見守り機能」も備える。

 また、本体に赤外線信号の送信機能を備え、テレビやハードディスクレコーダーなどの機器が操作できるリモコンアプリを標準搭載する。テレビは13社、CATVセットトップボックスは3社の機器に対応するなど、各社のリモコンコードが標準で用意されており、画面上のボタンから各種機器を操作できる。リモコンコードの学習機能は備えていない。

 このほか、時計やカレンダー、RSSリーダーなどを1つの画面にまとめたガジェットアプリなど、合計33種類のアプリを標準で搭載する。

 CPUは800MHz動作。本体メモリーはRAM512MB、ROM512MB。センサーはGPS、電子コンパス、加速度センサー、照度センサーを搭載する。バッテリー駆動時間は、スリープ時約9.5時間、リモコンコード使用時約4.5時間、動画再生時約2.5時間。

本体のみで自立し、寝かせて置くと角度が付いた状態となる背面の形状。左右のグリップを持って使うこともできる

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(三柳 英樹)

2011/7/20 12:06