オフィススイートLibreOfficeが「業務利用可能」に、バージョン3.4.2公開
オープンソース団体のDocument Foundationは1日、オフィススイート「LibreOffice 3.4.2」を公開し、このバージョンの「業務利用が可能」であると発表した。LibreOffice 3.4.2は無料でダウンロードでき、Windows、Mac OS、Linuxに対応している。すべての機能を利用するためにはJavaのインストールが必要となる。
LibreOffice 3.4.2では、前バージョンで指摘された最重要バグのほとんどを修正しているという。こうしたことからDocument Foundationでは、「ほとんどの企業で業務利用のために配備可能」であるとしている。
一方で注意点もいくつか挙げている。例えば、配備前にはリリースノートを参照すること、可能であれば企業ニーズに合わせてマイグレーションやバグ修正を行うことのできるサポートパートナー企業と提携することを推奨している。このことは「間接的にLibreOfficeの開発を支援し、ソフトの安定性を向上させ、成長速度を加速させられる」と説明している。
LibreOfficeの開発は、企業に所属する開発者とボランティアによってバランスよく運営されているという。現時点でコミット数の内訳は、Oracleが25%、SUSEが25%、ボランティアが25%、Red Hatが20%などとなっている。
8月末には、安定性の改良とセキュリティバグ修正を含むバージョン3.4.3を公開する予定だ。
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(青木 大我 taiga@scientist.com)
2011/8/2 11:44
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