リコー、被災した写真をデジタル化して届ける復興支援プロジェクトを開始

　株式会社リコーは8日、東日本大震災における被災地の復興支援の一環として、各地方自治体と連携し、地震や津波により被災した写真やアルバムを洗浄しデジタル化をして写真原本とともに渡す「セーブ・ザ・メモリー プロジェクト」の活動を開始した。

　リコーでは、各地方自治体などが行っている被災した写真やアルバムの救済活動と連携し、地方自治体が回収・洗浄した写真を複合機でデジタル化する作業を行う。デジタル化した写真データは、リコーが提供するオンラインストレージサービス「クオンプ」に保管し、各自治体を通して写真とそのデータを被災者に届ける。富士通株式会社の賛同により、各地方自治体が管理する写真引き渡し所において、写真検索用PCも提供される。

　プロジェクトは、宮城県南三陸町、岩手県陸前高田市で活動を開始し、今後さらに他の地域でも展開していく予定。また、リコーグループでは8月9日～9月10日にグループ社員95人が陸前高田市でボランティア活動に参加し、写真をはじめ回収品の分類・整理を行うなど、今回のプロジェクトとも連携していくという。