米Oracle、「Oracle NoSQL Database」のダウンロード提供を開始


 米Oracleは24日、キーバリューデータストア「Oracle NoSQL Database」のダウンロード提供を開始した。現在、Oracle Technology Newtorkからライセンスに合意すればダウンロード可能となっている。

 これによってOracleは、商用のOracle Database、オープンソースのMySQL、そしてNoSQL型データベースと、さまざまな用途によって使い分けることができる種々のデータベースラインナップをそろえたことになる。

 Oracle NoSQL Databaseは、高いスケーラビリティ、シンプルなプログラミングと運用、管理の容易さを特徴とする。

 高可用性については、単一障害点がなく、単・複数のノード障害からの復旧能力が高く、データセンターレプリケーションを使用したディザスタリカバリが可能だ。スケーラビリティについては「ほぼ線形にスケールする」としている。

 簡単に使用できるJava APIを使ってPut/Get/Delete操作ができ、ACIDトランザクションを緩やかにサポートするため、大規模なデータセットを使用する場合にも柔軟なプログラミングが可能となっている。

 さらに、ウェブコンソールまたはコマンドラインインターフェイスによる簡単な管理が可能で、トポロジー、ロードバランス、パフォーマンス、イベント、アラートを自動的に管理・監視できるとしている。

 Oracle NoSQL Databaseは、すでに発表されている「Oracle Big Data」製品群のポートフォリオの一部として提供されている。Oracle NoSQL Databaseを構成要素として含む「Oracle Big Data Appliance」は2012年第1四半期に出荷予定と発表されている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/10/25 11:49