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31日公開の「Firefox10」で、アドオンの互換性問題は解決するか


 米Mozillaが1月31日に公開を予定しているFirefox10安定版は、アドオンの互換性が確保されることが大きな注目点だ。

 Firefox10安定版バージョンからは、Firefox4以上で動作しているアドオンは、自動的にFirefox10でも、また今後リリース予定のどのFirefoxのバージョンでも動作することが保証されている。

 この方針は昨年12月に示され、以来互換性確保のために開発者、アドオン開発者双方による懸命な努力が行われてきた。今後はFirefoxバージョンアップが行われても、アドオンは動作することが前提となる。

 ただし、バイナリーコンポーネントを含むアドオン、言語パック、テーマ、辞書などは今後も自動的には互換性がないことには注意が必要だ。とくに、バイナリーコンポーネントを含むアドオンには問題発生の可能性も大きいことから、今後も互換性の確認が継続されることになる。

 Firefoxアドオンの互換性については、これまでもバージョンアップのたびに動作しないアドオンが現れ、ユーザーが不便を被るかたちで、ユーザーの間で大きな問題となっていた。この傾向はラピッドアップデート採用以後、さらに顕著となった。

 もともとFirefoxは、豊富なアドオンが魅力でシェアを伸ばしてきた。そのアドオンの互換性問題でユーザーがいらだちをつのらせる一方で、Google Chromeは拡張機能で互換性の問題が少ないとされ、Chromeのシェアを押し上げる一因になったのではないかという分析もある。

 そのため、Firefoxで互換性問題がなくなれば、Chromeに移行したユーザーが再びFirefoxに戻ってくる可能性もある。十分な数のバグが修復され、互換性問題に終止符が打たれるかどうかが注目される。




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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/1/30 06:00