秋葉原文化に特化した通販モール「ラジオ会館オンライン」グランドオープン

　株式会社ラジオ会館は21日、オンラインショッピングモール「ラジオ会館オンライン」をグランドオープンしたと発表した。家電、PC、無線パーツ、ゲーム、アニメ、フィギュアなど、秋葉原文化に特化した国内最大級の総合オンラインショッピングモールとして、「コアユーザーから初心者まで、全国のアキバファンに向け、ネット上でも秋葉原でのショッピングそのままを楽しめるように開設した」としている。

「ラジオ会館オンライン」トップページ

　「ラジオ会館」とは、東京・秋葉原にある老舗テナントビル。電気パーツやホビーなどのショップが入居し、“ラジ館”の愛称で親しまれていたが、今年築50年を迎え、現在は改築工事中。2014年に新・ラジオ会館がオープンする予定だ。

　ラジオ会館オンラインはすでに今年1月、ラジオ会館の既存テナントを中心としたショップが出店してプレオープンしており、取り扱い商品は3000点、登録会員は1500人を超えたという。その間、秋葉原に実店舗を構える各社に呼び掛け、店舗を既存テナント中心から、秋葉原で展開する各社に拡大して、今回、運営を本格化した。

　現在、テナントは14店舗。モール各店には、フィギュア、ドール、キャラクターグッズ、ハイエンドオーディオ、業務用素材など「秋葉原イメージを代表するものから超レアなものまで」全130カテゴリーの商品がそろっているという。今後、秋葉原エリア外からも積極的にテナントを誘致し、年内に100店舗以上の入居を目指す。さらに将来は多言語対応により、文字通り“世界のラジオ会館秋葉原”にしたい考え。

　なお、送料はモール内全店舗で一律に設定しており、全国均一525円。また、ラジオ会館オンラインならではのオリジナル商品も扱っており、撤去したばかりのラジオ会館旧本館・正面電飾看板で実際に使われていたというネオン管の一部を使用したオブジェの予約を受け付けている。価格は1万5000円、限定100台の完全受注販売だ。予約期間は5月7日までで、注文が100台に満たない場合は販売を中止する。

限定100台のネオン管オブジェ（「ラジオ会館オンライン」の商品ページより）	ラジオ会館旧本館の正面電飾看板（「ラジオ会館オンライン」の商品ページより）