恋愛指南から似顔絵作成まで、一律500円のスキル売買サイト「ココナラ」
自分のスキルや知識を個人間で売買できるサイト「ココナラ」が3日、正式オープンした。恋の駆け引きのアドバイスやスキンケアの方法、Twitter用の似顔絵アイコンの作成など、自分の得意分野のスキルや知識を500円均一で売買するサイトだ。
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出品者は「恋の駆け引きアドバイスします」「TPOにあわせた外さない手土産をお勧めします」「エントリーシートの添削します」など、自分の得意分野を生かしたサービスをサイト上に登録する。サービスが購入されると、販売価格の70%が支払われる仕組み。
出品者と購入者のやりとりは1対1。サイト内の専用掲示板を使い、テキスト、画像、音声、動画を通じてやりとりできる。掲示板の内容は非公開のため、購入者は知り合いに聞きにくい悩みを相談できるという。出品者と購入者は匿名・実名を選べる。
購入者は、相談終了後に満足度を評価する。評価の高い出品者に対しては今後、500円以上の価格を設定できるオプションを提供することも検討する。出品者は売り上げが1000円以上になれば、指定の口座に振り込んでもらえる(振込手数料160円)。
ココナラのサービスイメージ |
●検索エンジンに出てこない「オーダーメイドの回答」が得られる
ウェルセルフ代表取締役の南章行氏 |
ココナラを運営する株式会社ウェルセルフの南章行代表取締役は、検索エンジンで探しても出てこない「一人ひとりにあわせたオーダーメイドの回答」が得られるのが特徴だと話す。
「ベータサービス期間中に人気だったのが、議員秘書が購入者の状況や季節などに応じた手土産を教えるもの。『あそこのお菓子が美味しい』といった情報は検索すれば出てくるが、自分の状況にあった答えが得られるのは人力ならでは。」
「オンラインでの相談や依頼は通常、1回5000~1万円が中心」(南氏)という中、サービスの購入価格を一律500円にしたのは、「自分のスキルをかたちにしたい出品者にはチャレンジしやすく、購入者も買いやすい」と判断したためだ。
「無料だと、切羽詰まってなくても聞いたり、答える方も面倒くさいからといって放置してしまったりする。その点、有料であればお互いに本気になる。500円という金額は、誰かが相談に乗ってくれたらコーヒーをおごってもいいよね、という感覚。」
ココナラは今後、スマートフォンやタブレットへの対応を順次進めていき、今後1年間で月間1万5000件の取り引きを目指すとしている。
関連情報
(増田 覚)
2012/7/3 11:52
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