テレワークグッズ・ミニレビュー
第163回
前から狙ってたAnkerのUSB PD充電器がプライムデーで安かったので即ゲット、据え置き型に巻き取り式ケーブル内蔵は最強すぎるのです!
2026年7月10日 13:59
Amazonでプライムデーが開催中だ。毎月のように開催されるAmazonセールだが、やはりプライムデーはいつもよりさらにお得で、以前から気になっていた製品が安くなっていたので、先行セールで速攻買ってしまった。というわけでまだあまり長く使ったわけではないが、その製品について紹介していきたい。
デスクから手の届くところにUSB充電ポートがある幸せ
最近のデスクまわりで、無くてはならないのはUSB充電器だろう。ワイヤレスマウスにワイヤレスのヘッドセット、スマホにモバイルバッテリーの充電。USB充電する機器はテレワークが始まったころからすでに多くて、そこで、コンセント直挿しではない据え置きタイプのUSB充電器を買って、それをデスクの天板の下に貼り付けて使っていた。
USB充電器というと今でもコンセント直挿しタイプが主流だが、デスクで使うなら電源コードでつなぐ据え置きタイプのほうが使いやすい。すぐ手が届くところに、片手でも抜き差しできるUSBポートがあるのはとても便利だった。
ただし最近この充電器では事が足りなくなってしまった。というのが、そのUSB充電器は複数ポートを持つものの、USB Type-Cのポートは1つだけで、あとの4つはUSB Type-Aポートだったからだ。
この充電器を買ったころは、まだまだmicroUSBのポートを持つ機器も多かったし、USB Type-Cポートを持つ機器であっても、片側がUSB Type-Aの充電ケーブルが付属していることが多かった。あの頃はまだ、USB充電器はType-Aがあればほぼ事足りていたのだ。
だが今となってはUSB充電器といえばUSB Type-Cが当たり前になった。マウスなどの入力デバイスにヘッドセット、イヤホン、電動ドライバーに電動マッサージャーも全てUSB Type-C。製品に付属する充電ケーブルだって両側USB Type-Cのケーブルが当たり前で、USB Type-Aに挿せるケーブルなんて買わなきゃ出てこない。そんなわけでUSB Type-Aだらけの充電器では、「ポートは余ってるけど挿すケーブルが足りない」という状態になっていた。
そんなわけで、USB Type-Cを複数ポート持ち、かつコンセント直挿しではない据え置き型のUSB充電器を探していたわけだ。
まぁ、探していたと言っても今どきそんなものはいくらでもあるのだが、数ある中でも「これは便利そう!!」と思っていたのが、「Anker Nano Charging Station (7-in-1, 100W, 巻取り式 USB-Cケーブル)」だった。
以前から目をつけていたのだが、今回プライムデーで今までになく安くなっていたので、即ポチってしまった。というわけでまだそんなに使い込んだわけではないが速攻レビューをしていきたい。
据え置きUSB充電器と巻き取り式USBケーブルの相性が良すぎる
この製品はUSB PDに対応したUSB Type-Cが3つとUSB Type-Aが1つ、そして実は裏側にACコンセントが3口用意されている。そして正面には液晶ディスプレイを持っていて、充電の状況などを確認できる。
だが、なによりこの製品の魅力的だったのが、巻き取り式のUSBケーブルが2本内蔵されていることだ。
1年ぐらい前からだろうか、コンセント直挿しのUSB充電器などで、巻き取り式のUSBケーブルが内蔵された製品が出回るようになった。従来であればUSB充電器とUSBケーブルを別々に持ち歩く必要があったので、それを1つにしてしまおう、というのは確かにニーズがありそうだ。
ただ、実際に使ってみると、ちょっと微妙かなーというのが率直な感想だった。
確かに1つになるのは便利なものの、巻き取りリールも内蔵しているので、縦にも横にもずんぐりむっくりとしてしまって、カバンの中に入れておくのにどうにも収まりが悪い。1気室しかないリュックなどであれば問題ないのかもしれないが、中が細かく仕切られているビジネスバッグなどだと、入れる場所に悩むのだ。
そうしたビジネスバッグにありがちな、マチの浅いインナーポケットなどに入れておくのであれば、2つになったとしても、薄型の充電器とケーブルを別々に用意したほうがいいだろう。以前レビューした「CIO NovaPort SLIM DUO 65W 2C」や「CIO フラットスパイラルケーブル」などはとにかく薄いのでカバンのインナーポケットなどに入れっぱなしにしておける。
しかも薄型USB充電器のNovaPort SLIM DUO 65W 2Cには、後継モデルとなる「NovaPort SLIM DUOⅡ 65W 2C」が発売されていて、以前のレビューで筆者が唯一不満を感じていたプラグ部分が変更されている。さまざまなコンセントでも使いやすい180度スイングプラグになった上にトラッキング防止もついていて、最近他社からも薄型充電器が登場しているが、使い勝手でさらに一枚上を行く印象だ。
加えて巻き取りケーブルの長さも70cm程度のものが多いが、70cmというと一般的なデスクの高さだ。外出先だと、コンセントが足元にあるようなこともあって、そうすると70cmでは届かない、ということも少なくない。
そんなわけで、持ち運び用のコンセント直挿しタイプのUSB充電器だと、ケーブル巻き取りはあまり相性がよくないかな、と思っていたわけだが、これが据え置きタイプだと話がガラッと変わってくる。
サイズについては、デスクの上に置くスペースが確保できれば、持ち運ぶことはないので、多少大きくても問題ない。
ケーブルの長さについても、デスク上に充電器本体があれば、70cmもあれば事足りる。もしどうしても足りない場合は、通常のUSB Type-Cポートもあるので、そこに長いUSBケーブルをつなげば解決というわけだ。
要するに、「据え置きタイプのUSB充電器と、巻き取り式USBケーブルはメチャクチャ相性がいい!!」と筆者は声を大にして言いたい。にもかかわらず据え置き型で巻き取り式内臓のUSB充電器は、世の中にあまり存在しないのだ。いやマジでメーカーの皆さん、この組み合わせのスゴさを分かったほうがイイと思うよ。
ケーブルすっきり収納でリビングにも置きたくなる
ということで届いた商品だが、これまで使っていた計5ポートある充電器と比べて、二回りぐらい大きい。
2つの巻き取り式USBケーブルを内蔵しているのに加えて、背面にAC電源3ポートを持っているのがその理由だろう。ただ、このサイズ感なら、もうちょっと大きくなってもイイから、巻き取り式USBケーブルをもう1本、もしくは2本増やしてもよかったんじゃない? という気はする。おそらくACコンセントのスペースがジャマしている気がするが、もう少し奥行きを増やせば行けそうに見える。
本体正面に、充電状況を示すディスプレイがある。正面が全体的に黒くなっているので全面がディスプレイなのかと思っていたら、ディスプレイは中央の幅2cmほどだけで、後はただの黒いアクリルだった。ちょっと残念な気もするが、好意的に捉えれば、うまく上質感を演出できているということだろう。これが本当に画面の部分だけが黒かったなら、もっと貧相な外観デザインになっていたハズだ。
これは最近のAnkerの製品全体的に言えることだが、デザインがよくできていると思う。とくに今回ホワイトがあったのも気に入っているポイントで、筆者のデスクの天板が白なので、白があるのはありがたい。
とくにケーブルを収納したときにもすっきりと収まるので、仕事のデスクに限らず、リビングなどでもニーズはありそうだ。そういう意味でもホワイトがあるのはよろこばれるだろう。
USBは巻き取り式ケーブルが2本のほかに、USB Type-Cポートが1つとUSB Type-Aポートが1つあって、合計100Wの出力に対応する。なので、スマホやモバイルバッテリーなど、複数のUSB PD対応機器を同時に充電する場合でも、ゆとりをもって対応できそうだ。
そして、ディスプレイを表示させれば、どのポートで何W使っているのかも確認できるので、出力が不足していないかとか、あるいはなにか不具合があって充電できていない場合もここで確認することができる。そろそろ古いUSBケーブルだと、見た目は平気でも内部で断線するなどダメになっているものも出てきているので、地味だがありがたい機能だ。
巻き取り式ケーブルは、最大70cmまで引き出せ、長さは8段階で調整できる。なので、必要な分だけ引き出して使えて、ケーブルを持て余すことがない。実際の所、充電する機器が机の上にある以上、長さはそれほど必要なくて、これまでだとむしろ長すぎるケーブルが机の上でわずらわしかったが、巻き取り式ならそういったこともなくて、メチャ快適だ。
そして使い終わったら巻き取らせると、最後のコネクター部はマグネットで本体側面にピッタリとくっつく。引き出したいときはすぐにつかめて、使っていないときは出っ張らずスッキリするのがいい。これまでだとデスクの上に使っていないUSBケーブルが何本か置きっぱなしになっていたが、それらを片付けてしまえる。
ただ、本体がそこまで重くないので、ケーブルだけを持って引っ張ると本体が動いてしまう。これについては、製品の中に両面テープが同梱されていて、それを使って固定することで解決できる。筆者としては以前と同じようにデスク天板の下に貼り付けるつもりだったのだが、この製品は上面にディスプレイ表示のボタンがあるので、どこに固定するか、もう少し使ってから決めるつもりだ。
ちなみにこの巻き取り式USBケーブルだが、Ankerでは約1万8000回の巻き取り耐久テストと折り曲げ耐久テストを実施しているのだとか。1日1回ずつ、1年で365回引き出したとして50年ぐらい持つ計算だ。実際には経年劣化もあるのでそこまで持つとは思えないが、数年で壊れるような設計にはなっていないと思っていいだろう。
一緒に使うと便利な2in1ケーブルと3in1ケーブル
と、ここまでは本体内蔵のUSBケーブル2本で事足りる場合の話。筆者の場合だとレビューで使う機器をまとめて充電するようなこともあって、ケーブル2本では足りない。
そこで組み合わせたのが、こちらもプライムデーでセール中のAnker USB-C & USB-C ケーブル (2-in-1, 140W)だ。
これは両側USB Type-Cのケーブルとなるが、片側が二股に分かれているもの。二股や三つ股になるUSBケーブルというのはこれまでもあったが、この製品がすごいのはUSB PDに対応しているということ。かつてUSBの電圧は5Vと決まっていたが、USB PDは接続先によって電圧や電流を変化させる。つまり異なる2つの機器をつないだ場合、それぞれの対応する電圧、電流を識別して、それらにあわせた出力に調整してから各ポートに給電する必要があるわけ。
でもってそれらの調整をこのケーブルは自動でやってくれる。分岐の部分が、ただの分岐にしては大きくなっているが、おそらくこの中にチップが入っていて、接続機器や給電の状況を判断して自動で振り分けてくれるのだろう。一見ただの二股ケーブルに見えるが、実は結構スゴいのである。
そんなわけで、このケーブルをNano Charging StationのUSB Type-Cポートにつなげば、ポート1つで2つの機器にPD充電できるようになる。これで巻き取り式USBケーブルと合わせて4つのUSB Type-C機器、PD対応機器を接続できる。
そしてもう1つのUSB Type-Aのポートには、LightningとmicroUSB、USB Type-Cの3in1タイプのケーブルをつないだ。筆者の環境だと、まだLightningケーブルのiPhoneを使っているのと、microUSBを使って充電する機器もいくつかあるので、それらはこのケーブルで賄えるわけだ。
これでUSB Type-Cの機器4台と、iPhoneやmicroUSBの機器とを同時に充電できるようになった。もし将来的に、これでも足りないとなった場合には、背面のACコンセントにUSB充電器をつないでさらに増設することも可能だ。
マグネット式ケーブルホルダーでほかのケーブルもスッキリ収納
ただ、こうなるとまたまたケーブルを持て余すことになるので、もうひとつ「Anker Magnetic Cable Holder」も買った。こちらも今ならプライムデーでお得に買うことができる。
ケーブルホルダーというと、切り込みにケーブルを挟み込ませるタイプがよくあるが、この製品はケーブルに磁力を持ったクリップを取り付けて、その磁力でホルダーに固定するというもの。その都度ケーブルを挟み込むタイプに比べて圧倒的に簡単に脱着ができるので、こちらも非常にオススメだ。
でもって今回はその白を買って、本体天面に固定。こうすることで、巻き取りでこそないが、ほかのケーブルもスッキリ収納することができた。
クランプ式が巻き取りだったらいいのに!!
Ankerからは最近クランプ式のUSB充電器「Anker Nano Power Strip(10-in-1, 70W, クランプ式)」も登場して、あれもなかなか気になる存在ではあったが、自分のデスクの上に常設するなら、巻き取り式のケーブルを内蔵したこちらのほうが圧倒的にいい気がしている。
ただ、今回のNano Charging Stationは、ケーブルを引っ張ると本体が動いてしまうことがあるのと、サイズとしてはそれなりに大きくて、デスク上で存在感があるのが難点。その点クランプ式のNano Power Stripは、上下2分割になっていて、机上に出る部分がとてもコンパクトにできているというのは魅力的だ。
なので、もしもクランプ+巻き取り、しかも4本ぐらい巻き取りケーブルを内蔵したモデルが出たら、たぶん買い換えるんじゃないかと思う。クランプ式ならケーブルだけ引っ張っても本体が動かないし、しかも内蔵のリールがデスク下側に配置される設計にすれば、机上に見える部分はコンパクトなのにあら不思議、ケーブルが長々と伸び~る、なんて、もうサイコージャマイカ!! ぜひAnkerさん、期待しています!!
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