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熊本地震で発動中、無料で使えるWi-Fi「00000JAPAN」利用時に注意すべき3つのポイント

 7月28日に発生した令和8年熊本地震にともなって、7月30日現在、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル、ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)などが、無料で使える公衆Wi-Fi「00000JAPAN」(ファイブゼロ・ジャパン)を開放している。提供地域は熊本県全域。

 「00000JAPAN」は、地震や豪雨などの災害が発生し、携帯電話の回線が混雑したり、使えなくなったりした時に、代替の通信手段として無料で開放されるWi-Fiで、契約している通信会社によらず、誰でも接続可能。利用登録やパスワード入力の必要がなく、安否確認や情報収集に利用できる。

 しかし、「00000JAPAN」は誰もがすぐに使える利便性を優先し、暗号化などのセキュリティ対策があえて緩和された仕組みになっているため、その隙を突くサイバー攻撃のリスクが指摘されている。実際に大規模な被害が表面化しているわけではないものの、「00000JAPAN」を利用する際は、以下のポイントを意識することが重要だ。

通信が暗号化されないことによる盗聴のリスク

 「00000JAPAN」では、緊急時の利便性を確保するために、パスワードが設定されていない。そのため、無線区間の通信が暗号化されず、悪意のある第三者に通信内容を盗聴される可能性がある。

 ほとんどのウェブサイトでは暗号化された「HTTPS通信」が採用されており、ウェブサイトの閲覧時に盗聴されるリスクは少ない。しかし、アプリが内部でやりとりする通信などは必ずしも暗号化されているとは限らないため、災害に関する情報収集や安否確認など、用途を最小限に絞るのが基本となる。

偽アクセスポイントの被害を防ぐ3つのポイント

 「00000JAPAN」はパスワードや認証が不要なため、悪意のある第三者によって、同じ「00000JAPAN」というSSIDの偽アクセスポイントが作られる可能性がある。画面上の名前だけでは本物か偽物かを区別するのが難しいため、利用する際は以下のポイントを抑えておこう。

1. ログイン画面が出たらニセモノ

 偽アクセスポイントでは、接続後に偽のログイン画面へ誘導され、IDやパスワード、クレジットカード情報などを入力させられる可能性がある。正規の「00000JAPAN」接続時にはログインを求められることがないため、ログイン画面が出たら切断しよう。

 また、先述した盗聴のリスクもあるため、災害に関する情報収集や安否確認など、情報の受信に絞った使い方を心がけることも重要だ。

2. サービス提供エリアにある00000JAPANの告知をチェック

 避難所の運営者による告知や、通信事業者のWi-Fiスポット(d Wi-Fi、au Wi-Fi SPOT、ソフトバンクWi-Fiスポットなど)のステッカーの掲示を確認してから接続する。

3. 自動接続をオフに

 「00000JAPAN」への自動接続を有効にしていると、意図せず同名の偽アクセスポイントに自動接続してしまう恐れがある。使い終わったタイミングで接続を削除するか、自動接続の設定をオフにして、使いたいときに手動で接続するようにしよう。