電通、学生団体向けメーリスの統合プラットフォーム「CircleApp」提供


 株式会社電通と株式会社スポーツITソリューションは19日、学生団体向けのメーリングリストプラットフォーム「CircleApp」を開発したと発表した。大学のサークルや部活動、ゼミなど複数のグループのメーリングリストに、1つのアカウントで参加できる仕組みを提供する。

 電通などによると、主に大学生の団体などで利用されるメーリングリスト(メーリス)が複数乱立していることに対し、昨今はユーザーから戸惑いや不満の声が多く聞かれるという。CircleAppでは、こうしたメーリスを一元管理できるとしており、学生から広く支持されるサービスを目指すとしている。

CircleApp

 Twitter/FacebookアカウントまたはメールアドレスでCircleAppに登録すれば、無料でメーリスを作成でき、1つのユーザーアカウントで複数のメーリスに参加できる。入学年度ごとの学年メーリスは自動的に作成されるほか、同じサークルやゼミのメンバーであれば自由にグループ作成も行える。

 一度ユーザー登録をすれば卒業してもアカウントがOB・OGとして継続されるため、そのまま歴代名簿にもなるという。このほか、出欠管理機能やアンケート機能も備えているため、打ち上げや合宿の幹事にも役立つとしている。まだ回答していないメンバーだけに催促メールを送る機能もある。

PC画面

 CircleAppは、まずはスマートフォンとPC向けにウェブサービスとして9月下旬に提供を開始。追ってフィーチャーフォンにも対応するとともに、Android/iPhoneアプリも公開する。

 さらに2013年度には、学生団体と企業を結び付けるサービスを開始する予定。「従来のような広告やメール配信という枠組みでは困難だった『企業と学生団体』という団体単位での新たな関係づくりを創出するマーケティングプラットフォームへと進化させていく」としている。


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(永沢 茂)

2012/9/20 19:49