KDDIのJ:COM株公開買い付けが終了、連結子会社化しJCNも統合へ

　KDDI株式会社は11日、株式会社ジュピターテレコム（J:COM）の株式に対する公開買い付けが終了し、J:COMを17日付でKDDIの連結子会社にすると発表した。

　KDDIでは、住友商事株式会社とKDDIが同数の議決権を保有するNJ株式会社と共同で、J:COM株式の公開買い付けを2月27日より実施してきた。公開買い付けは4月10日に終了し、4月17日付でKDDIが保有するJ:COMの議決権の割合は40.47％となることから、J:COMはKDDIの連結子会社となる。取得価額合計は793億7700万円。

　KDDIと住友商事では、株式の共同買収によりJ:COMを共同運営していくことを2012年10月に発表。2013年秋にはKDDI傘下のジャパンケーブルネット株式会社（JCN）をJ:COMに統合し、全国シェア50％超のケーブルテレビ運営会社とする方針を明らかにしている。