“女子旅”に特化、旅好き女子の集まるコミュニティサイト、昭文社が開設

　株式会社昭文社は27日、同社が発行する旅行ガイドブックシリーズ「ことりっぷ」のコミュニティサイトを開設した。

「ことりっぷ」コミュニティサイト

　ことりっぷは、20～30代の働く女性をターゲットにした旅行ガイドブックとして2008年に創刊。ラインナップは100点に上り、累計発行部数は850万部を超える。首都圏を中心に推定300万人の固定ファンがおり、“旅する女性の定番アイテム”になっているという。

　一方で、読者からは常に新しいエリアの情報を求める声が寄せられることから、紙のガイドブック誌面では伝え切れない情報をウェブマガジンスタイルでデイリーで発信していくことにした。まずは、ことりっぷ編集部が発掘した旬でローカルなスポットの情報を掲載し、「週末のお出かけや旅をもっと身近にして、旅と日常をつないでいきたい」としている。

　Facebook/Twitterアカウントでのログインに対応しており、会員登録することで、気に入った情報を「行きたい」「食べたい」「ほしい」ボタンでマイページにストックしたり、コメントを付けてSNSでシェアすることが可能。スマートフォンにも対応している。

　昭文社によると、ことりっぷは、女性を誘客したい自治体や企業からの引き合いも多く、コレボレーションも幅広く展開しているという。さらに今後は、新たに開設したユーザー参加型のコミュニティサイトにより、旅好き女子によるモニターツアーや商品開発などで、地域活性化を目指す自治体や女性を志向する企業と協業していく考えだ。