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マイクロソフト、11月13日公開の月例パッチは“緊急”3件を含む計8件

 日本マイクロソフト株式会社は、11月13日に公開を予定している月例のセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)に関するセキュリティ情報の事前情報を公開した。公開を予定しているセキュリティ情報は8件で、脆弱性の最大深刻度は、4段階で最も高い“緊急”が3件、2番目に高い“重要”が5件。

 最大深刻度“緊急”の3件は、Internet Explorer(IE)に関するものが1件、Windowsに関するものが2件。

 IE関連のセキュリティ情報は、マイクロソフトが現在サポートしているすべてのIE(IE6~11)が対象となる。また、Windows関連の2件も、サポート中のすべてのWindows(Windows 8.1/8/7/Vista/XP、Windows RT 8.1/RT、Windows Server 2012 R2/2012/2008 R2/2008/2003)が対象となる。

 最大深刻度“重要”の5件では、WindowsやOffice、Outlookなどの脆弱性を修正する。

 なお、Microsoft Security Response Centerによれば、5日に公開したセキュリティアドバイザリ(2896666)で明らかにしたWindows VistaやOffice 2010/2007/2003などに影響のある脆弱性に対する修正は、今回のセキュリティ更新では行われないという。マイクロソフトでは、現在修正パッチの開発を進めており、準備ができしだい提供するとしている。

(三柳 英樹)