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i-フィルター、中国の海賊版DVDサイトは“違法ソフト・反社会行為”で遮断可

 フィルタリングソフト「i-フィルター」などを提供するデジタルアーツ株式会社は27日、一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)との連携を発表した。中国発の海賊版DVD販売サイトなど、海外の著作権侵害サイトをフィルタリングできるようにする。

 CODAから提供を受けた著作権侵害サイトの情報を、フィルタリングデータベースの“違法ソフト・反社会行為”のカテゴリーに随時反映。家庭用のi-フィルターのほか、企業・官公庁向けの「i-FILTER」「i-FILTER ブラウザー&クラウド」を導入している環境では、事前に同カテゴリーを遮断対象に設定しておくことで、それらのサイトを閲覧しようとしても閲覧できないようになる。

 CODAでは昨年12月、国内インターネットユーザーが海外の著作権侵害サイトへアクセスするのを阻止する取り組みを開始。セキュリティソフトベンダーやフィルタリングソフトベンダーら5社が参加し、アクセスしようとした際に注意喚起のメッセージを表示したり、アクセスが遮断される取り組みを開始していた。今回、これにデジタルアーツも加わった。

 このほかにもデジタルアーツは、昨年9月に大阪府警察本部、12月に警察庁と協定を締結。海外の偽サイトやショッピング詐欺サイトなどの情報提供を受け、同様にそれらのサイトを“違法ソフト・反社会行為”カテゴリーでフィルタリング対象として設定可能にしている。

(永沢 茂)