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米Google、仮想現実翻訳アプリ「Word Lens」を買収

〜期間限定でアプリを無償に

 米Quest Visual,Inc.は16日、米Googleに買収されたとウェブサイトで発表した。米Google広報もこれを認めたが、買収の詳細については明らかにしなかった。

 Quest Visualは仮想現実翻訳アプリ「Word Lens Translator」開発元。「世界をあなたの言語で見て下さい」の宣伝文句からもわかるように、このアプリはスマートフォンやタブレットのカメラで写した文字を翻訳し、元の文字に重ね合わせて表示できる。旅行中に看板やレストランのメニューなどを翻訳する際に重宝するアプリで、3年前の発表時にも話題となった。

 この買収についてQuest Visualはウェブサイト上で「Googleに入社することで、我々は将来的にQuest Visualの技術を、様々な言語に対応した翻訳機能を持つGoogle翻訳に組み込むことができる」と説明している。

 さらに、「Googleに移行するまでの限られた期間」アプリとアプリ内購入する言語パックを無料にすると発表した。Word Lensアプリは英語とロシア語、ポルトガル語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、スペイン語との間の双方向翻訳に対応するが、それぞれの言語は言語パックとしてアプリ内購入する必要があった。

 Word Lensはオフラインで利用でき、はっきり印刷された文字なら高い精度で文字を認識、翻訳できる。しかし使用する端末のカメラの性能、手書き文字など認識できない状況もあるため注意が必要だ。

 Word Lens TranslatorアプリはiOS 6.1以降のiPhone/iPad/iPod touch、Android 2.3.3以降、Google Glassに対応している。

(青木 大我 taiga@scientist.com)