Twitterが障害の原因を説明、今後も短時間のメンテナンスの可能性


 Twitterは15日、サイトへのアクセス障害が発生している問題について説明し、今後も短時間のメンテナンスを行う可能性があることを明らかにした。

 米国時間の14日夜には、Twitterのサイトへのアクセス障害が発生し、障害の原因としてはタイムラインのキャッシングに対する新しいアプローチが失敗したことが挙げられていた。

 Twitterでは、重要かつ成長の速い、広い帯域幅を必要とする2つの構成要素をネットワークの同じセグメントに置くなどのミスがあったため対処を行っており、またワールドカップ期間中の停止を避けるためにリアルタイムの調整を行っていたが、この過程で不注意な稼動停止を引き起こしたという。

 TwitterのSean Garrett氏は公式ブログへの投稿で、「サイトの安定性とサービスの停止期間は、2009年10月以来最悪の月になった」とコメント。今回の問題については、「ワールドカップの影響についてはよく理解していたが、イベント前や期間中にシステムの修正と最適化を行うことの複雑性については予想していなかった」と説明している。

 また、今後2週間にわたって比較的短時間のメンテナンスを行う可能性があり、メンテナンス中にはサービスが停止するが、ワールドカップの試合中には作業を行わず、事前に通知を行うとしている。


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(三柳 英樹)

2010/6/16 19:21