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便利? それともトラブルの種? masOS版にだけ搭載されるOneDriveの独自機能とは

 オンラインストレージ「OneDrive」で、masOS版にだけ追加された独自の新機能が波紋を呼んでいる。

 バージョン24.206以降で利用可能になったこの新機能とは、「"」「*」「:」「<」「>」「?」「/」「|」といった特殊文字を、ファイル名に使用できるというもの。これらの文字はWindows上ではファイル名には利用できない仕様になっているが、macOSにはこうした制限はなく、このたび正式にファイル名として利用できるよう機能改変が行われた。Microsoft自身が変更を行ったことで注目を集めるこの仕様だが、オンラインストレージであるOneDriveは他のプラットフォームとファイルの同期を行う可能性もあり、そうした場合に特殊文字を使ったファイル名は、例えば「Hello : World.txt」が「Hello &#x3a; World.txt」とHTMLエンコードされた形式で表示されるなど、事情を知らない人からすると不具合に見える挙動が発生するため、波紋を呼んでいる。長期的にプラスとなるのか、あるいはその逆か、macOSユーザーならずとも気になる動きと言っていいだろう。なお、Microsoftでは、管理者の権限で「DisableNameMangling」のデフォルトをYESに設定することで、この機能を無効にすることは可能だとしている。