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6月11日発売の「手のひらネットワーク機器4」、みっちり配線できるスマート光スイッチなど、制作陣のこだわりを紹介

コンセプトはInterop Tokyo 2025の「ShowNet」

 株式会社ターリン・インターナショナルは、ITインフラ機器をミニチュア化したカプセルトイの第4弾「手のひらネットワーク機器4」を、6月11日から順次、全国のカプセルトイ自販機コーナーにて発売する。価格は1回500円。

 手のひらネットワーク機器は、ITインフラ機器メーカーが監修し、機器やそれらを収容するサーバーラック、小物などをミニチュアで再現するシリーズ。企画・総合監修を株式会社エーピーコミュニケーションズが担当し、ミニチュアの作成にあたっては各ネットワーク機器メーカーの監修を受けている。

 第4弾のラインアップは次の通り。取り扱い店舗は6月10日にターリン・インターナショナルの公式Xアカウント(@tarlin_cc)で公開される予定。

  • ThinkSystem DM3200F(レノボ)
  • SmartCS NS-2260(セイコーソリューションズ)
  • XSOS-576DLC(XENOptics×センコーアドバンス)
  • Zabbix Enterprise Appliance ZS-7700(Zabbix Japan)

 ミニチュアのITインフラ機器は、LANケーブルで機器同士を接続できるほか、組み立て式のサーバーラックが付属し、ラックには冷却ファン、ケーブルホルダー、PDU(電源タップ)、棚板といった小物も取り付けられる。

 また、別売りのシリーズ専用サーバーラック「日東工業サーバーラックFSシリーズ」へ搭載することも可能。同製品は在庫切れが続いていたが、楽天市場の「森のおもちゃ屋さん」にて、第4弾の発売に合わせて再販売される。

制作陣のこだわりが詰まった手のひらネットワーク機器

 メディア向けに開催された発表会では、ターリン・インターナショナルの堀康史氏(製品開発部 企画開発課)と、エーピーコミュニケーションズの小松千恵氏(社長室 広報グループ)がこだわりや制作秘話について語った。

株式会社ターリン・インターナショナル 製品開発部 企画開発課 堀康史氏
株式会社エーピーコミュニケーションズ 社長室 広報グループ 小松千恵氏

 第4弾のテーマは「ShowNet」(毎年開催されるインターネットテクノロジーの展示会「Interop Tokyo」の会場内ネットワーク)だといい、2025年に開催されたInterop TokyoのShowNetで使われていた機器から選定されている。会場でトップエンジニアたちが構築した最先端のネットワークを、ユーザーの手のひらや机の上で再構築する体験を楽しんでほしいという思いからテーマを選定したという。

第4弾のテーマは「ShowNet」

 ミニチュアの製作にあたっては、実機の仕様を再現するためにさまざまなチャレンジがあったという。

SmartCS NS-2260の両面ラックマウントを再現!

 SmartCS NS-2260は、セイコーソリューションズが販売しているシリアルコンソール。実物はラックマウントブラケットを前面・背面のどちらにも取り付けられる仕様で、メーカーの担当者からも、この仕様を再現してほしいとの要望があったという。

 ミニチュア化にあたり、本体パーツを上下2分割に設計。組み立てる向きを変えることで、両面に取り付けられる仕様を再現した。

XSOS-576DLCの⾼密度ポートを再現!

 XSOS-576DLCは、XENOpticsが開発し、センコーアドバンスが販売しているスマート光スイッチ。実物は576芯(1コネクタあたり2芯)で、実際に運用されている現場では、数多くのケーブルがつながっている様子が特徴的だ。

 メーカー側からは再現が難しいため、下部のコンソールポートのみ配線できれば十分だと言われていたが、堀氏はみっちり配線できた方が面白いとして、再現を目指した。その結果、全28ポートを収容できる設計にできたという。

第5弾はユーザー投票で機器が決定、背景にはエンジニアの文化も

 2027年6月に発売が予定されている第5弾では、同シリーズ初となる製品化ラインアップを決めるユーザー投票企画が実施される。ユーザーからの得票数上位4機種が、第5弾の製品化候補として選出される予定。6月10日からの投票開始に先立ち、エーピーコミュニケーションズの公式Xアカウント(@apc_tweet)では、エントリー機器の一部が紹介されている。

エントリー機器(一部)

 投票は特設ページの投票フォームから可能で、1人4票まで投票できる。エントリー機器から選択するほか、推薦枠として自由に機器を記入できる欄も用意されている。

 これまでのシリーズでは、エーピーコミュニケーションズが機器の選定を行っていたが、SNSなどで「こんな機器が欲しい」というリクエストが多数寄せられていた。今回の投票企画は、こうした声に応えるとともに、オープンな場で議論して規格や仕様を決めていく、エンジニアの文化も取り入れたい意図もあったという。

 エーピーコミュニケーションズは、こうした業界を横断した企画を通じて、ITインフラ業界をもっと盛り上げ、様々な人がIT業界やその仕事について親近感を抱くきっかけになることを願っていると締めくくった。