朝日新聞とリコー、複合機を利用したニュース配信サービスを開始


朝日新聞社の粕谷卓志氏(左)とリコーの永松壮一氏(右)

 株式会社朝日新聞社と株式会社リコーは14日、朝日新聞や業界紙などのニュースコンテンツを配信し、複合機から印刷できるビジネス向け情報配信サービス「News Plaza」を開始した。

 「News Plaza」は、リコーの複合機を活用するPC向けウィジェット「App2Me」の1つとして提供されるサービス。PCに「News Plaza for App2Me」ウィジェットをインストールし、サービスを契約すると朝日新聞などのニュースコンテンツがウィジェットに配信される。配信されたコンテンツは、PCのウィジェット上でプレビュー表示でき、内容を確認した上でカラー/白黒を選択して、リコーの対応複合機から印刷できる。

 朝日新聞ではNews Plaza向けのコンテンツとして、ニュースを横組みでA4サイズ2ページにまとめた「朝日新聞ダイジェスト」を、月~金曜日の朝と午後の2回配信する。災害や事件、スポーツイベントなど大きな出来事があった場合には、速報号外やテキスト形式のニュースアラートも配信する。料金は6カ月契約で1ライセンス9450円。1ライセンスにつき10部までの印刷が可能。

 また、朝日新聞社のほか、日刊工業新聞社や日刊自動車新聞社などの業界紙、時事通信社など計11社がNews Plazaに参加し、ニュースを提供する。

 朝日新聞社取締役東京本社代表兼社長室長の粕谷卓志氏は、朝日新聞社ではこれまでウェブでのニュース配信にも力を入れてきたが、これに加えて多くの事業所に行き渡っている複合機に向けてニュースを配信することで、新しいニュースとの接点を持つ人々をたくさん生み出したい」と説明。今後は国内事業の進捗を見て、海外での展開も検討するとした。

サービス概要配信コンテンツ一覧
PC用ウィジェットに配信されたニュースコンテンツを複合機で印刷するリコーの複合機によるデモも披露された

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(三柳 英樹)

2011/1/14 06:00