企業が今後積極活用したいソーシャルメディア、Facebookがmixiを抜く


 NTTレゾナント株式会社と株式会社ループス・コミュニケーションズは20日、「企業におけるソーシャルメディア活用状況」の調査結果を発表した。

 調査は、「gooリサーチ」登録モニターの中から、Twitter企業アカウントを保有し、通常業務でTwitterを運用する立場にある担当者を対象に、2010年11月に実施。480人からの有効回答を得た。

 Twitter以外のソーシャルメディアの活用割合は、ブログが76.5%で最多で、以下はYouTubeが57.7%、mixiが51.7%、Facebookが30.6%、Ustreamが27.3%。2010年7月に行った前回調査よりもいずれも増加しているが、特にYouTubeは前回の38.1%から19.6ポイント上昇した。

 一方、今後積極活用したいソーシャルメディアとしては、Twitterが78.3%と最多。以下は、ブログが58.1%、YouTubeが28.3%、Facebookが20.4%、mixiが17.7%、Ustreamが13.5%。TwitterとFacebookが増加した一方で、その他はいずれも少しだが減少している。なお、Facebookは前回調査では15.2%で、これらの中では最下位だったが、今回はmixiとUstreamを抜いたかたち。従業員規模が大きくなるほど、Facebookの活用意向が高まる傾向にあるとしている。

 なお、現在の活用目的としては、いずれのソーシャルメディアも「企業全体のブランディング」と「広報活動」に重点が置かれているという。ただし、「キャンペーン利用」ではTwitterやブログ、Ustreamが多く、「個々の従業員のブランディング」ではFacebookやmixiが多いといった特徴が表れた結果になったとしている。


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(永沢 茂)

2011/1/21 12:42