手塚漫画を毎週無料で読めるiPadアプリが登場、映画「ブッダ」の原作も連載


iPad向けアプリ「手塚治虫マガジン倶楽部」

 株式会社SOBAプロジェクトは27日より、「手塚治虫マガジン倶楽部」のiPad版サービスを開始した。「鉄腕アトム」「ブラック・ジャック」など手塚治虫が執筆した漫画の電子書籍版を毎週約100ページ分、無料で配信する。400巻分の漫画を任意に閲覧できる有料版サービスも月額1050円で提供する。

 iPad版サービスを利用するには、まずApp Storeから「手塚治虫マガジン倶楽部」のアプリをダウンロードする必要がある。毎週約100ページ分の漫画を無料配信するサービス「週刊手塚治虫マガジン」もアプリ内で楽しめる。作品の公開は1週間限定で、毎週火曜日に更新していく。

 手塚治虫の命日にあたる2月9日からは、アニメ映画「手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-」(5月28日公開予定)の原作漫画を連載する。全21章・774ページの長編で、21週に渡って更新される予定。iPhone、Android、Windows Mobile、PC向けにも2月8日から配信される。

 有料版サービスでは、アプリから「電子図書館」のサービスも利用可能で、400巻分の手塚漫画を自由に閲覧できる。課金処理はアップルのApp Storeではなく、SOBAプロジェクト側のシステムで行うため、会員登録が必要。アカウントはPC版の「手塚治虫マガジン倶楽部」と共通化されており、月額1050円の料金でPC版・iPad版双方とも利用できる。

 なお、iPhoneやAndroid向けのサービスについては、株式会社ヤッパが「手塚マガジンShop」の名称で別途提供しているが、配信内容・料金体系などは異なる。


映画「手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-」 (C)2011「手塚治虫のブッダ」製作委員会

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(森田 秀一)

2011/1/28 13:38