「ServersMan@Android 4.0β」公開、50%省電力化で「持ち歩けるサーバー」に


ServersMan@Android 4.0β

 フリービット株式会社は14日、各種デバイスをサーバー化する「ServersMan」シリーズの、Android向けアプリ「ServersMan@Android 4.0β」をAndroidマーケットで提供開始した。価格は無料。対応OSはAndroid 1.6以降。

 また、3月10日に発表したiPhone向けの「ServersMan@iPhone 4.0β」についても、App Storeの審査を通過したことから、14日にApp Storeでの無料提供を開始した。

 Android向けアプリの「ServersMan@Android 4.0β」では、トップ画面をタッチ操作に最適化したシンプルなUIに変更し、コアモジュールの改良により約50%の省電力化に成功。サーバーとして常時起動させて持ち歩く利用を行いやすくした。

 機能面では、他のServerMan機器にアクセスできる「ServersMan Shell@Android」を新たに搭載。VPSサービスの「ServersMan@VPS」や、PC用ソフトの「ServersMan@Desktop」をインストールしたPCなどにアクセスして、Android端末との間でファイルの送受信が行えるようになった。4月1日にリリースされたオンラインディスクサービスの「ServersMan@Disk」にも近日対応する予定。

 省電力化により常時起動が行いやすくなったことに合わせて、友人との「ファイル送受信機能」を強化。登録済みの友人がServersManのウェブ画面からAndroid端末に直接ファイルをアップロードすることが可能な「Upload機能」と、ファイルごとにURLとパスワードを発行してAndroid内のファイルを直接友人と共有できる「アクセスチケット機能」に対応した。

 このほか、ServersManと連携するウェブアプリケーションやAndroidアプリの開発が可能となる「ServersMan M2M API ver0.1」の一般へのテスト公開を開始。オフライン時やアクセス集中時への対応として、サーバーキャッシュ機能の「ServersMan Intelligent CDN」を搭載した。


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(三柳 英樹)

2011/4/14 18:58