7社協働で日本アニメの正規配信サイト、海外向けに「ルパン」「まどマギ」

　株式会社アニプレックス、株式会社サンライズ、東映アニメーション株式会社、株式会社トムス・エンタテインメント、株式会社日本アドシステムズ、株式会社電通、株式会社アサツーディ・ケイ（ADK）の7社は27日、海外向けのアニメコンテンツ配信やアニメ関連グッズ販売を行うサービスを協働で開始することで合意したと発表した。

　海外向け動画配信／ECプラットフォーム「DAISUKI」を開発し、4月からのサービス開始に向けて同プラットフォーム事業の構築を加速するとしている。

　ADKは昨年10月に「DAISUKI株式会社」を設立し、準備を進めてきた。今回、他の6社を対象とした第三者割当増資を2月28日付で実施。増資後の資本金は2億2975万円で、出資比率はADKが26.3％、アニプレックス、サンライズ、東映アニメーション、トムス・エンタテインメント、日本アドシステムズがそれぞれ13.4％、電通が6.5％。

　各社は今後、「『すべてのクリエイターとファンのために“交流”と“ビジネス”の場を提供する』をコンセプトに、海外のアニメファンに正規かつ安定的な作品視聴と、関連グッズ購入の場を提供し、日本のアニメ産業の発展、拡大に貢献していくことを目指す」としている。

　「魔法少女まどか☆マギカ」「機動戦士ガンダム」「ワンピース」「ルパン三世」「テニスの王子様」などの海外でも支持されている作品の配信を予定しているほか、新作のサイマル／ライブ配信も行う予定だという。